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鉄道研究部 SL通信(39)存続の危機

2023/05/02

鉄道研究

5月1日の毎日新聞朝刊社会面に「SL存続に黄信号」という記事が掲載されていました。

営業運転で運行を続けているSLは、現在17両だが、老朽化・メンテナンスの部品調達・人材確保困難などの理由で、釜石線「SL銀河」が6月でラストラン、鹿児島線「SL人吉」が2024年3月で引退が決まりました。1975年に旅客運転の使命を終え、観光列車として活用されてきたが、機関車のみならず客車の更新も困難ゆえ、各地で引退が続いています。コロナ禍で利用客減も拍車をかけているようです。

一方、SL存続の動きとして、唯一毎日SLを運行している大井川鉄道は、兵庫県加東市の公園に保存されていたSLの復活運転めざし、昨年、修繕費をクラウドファンディングで約8400万円調達しました。さらに、ボイラー整備を担う会社が、SL専用整備工場を、大井川鉄道に近い島田市に建設し、今年1月稼働しました。全国のSLの再生工場を目指しているそうです。このような技術継承の動きがあることも掲載している記事でした。

雲雀丘学園には、産業遺産としてSL「C56-111」を保存し、鉄道研究部が定期的に清掃を行ってメンテナンスをしています。最近では、3月に清掃(「こちら」に掲載)を行いました。また、春休みには、合宿で大井川鉄道に行き、SLの様子も見学してきました(「こちら」に掲載)。私達にできることは、何か、改めて考えさせられる記事でした。

以下のイベントを予定しています。お待ちしています。

4/28夕方~5/31 写真展(阪急大阪梅田駅ギャラリーコーナー(京都線・神戸線側)

5/7(再放送5/14)13~14時 FM宝塚「Radio Groove」放送→インターネット・スマホでも受信可。FM宝塚(83.5MHz)のサイトで「ラジオを聴く」をクリック。

5/27 14:30~16:30 クラブ公開(要予約)→模型運転・SLなど校内見学

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