6月4日（日）第44回中学選抜将棋選手権大会の兵庫県予選があり、部員11名で参加して参りました。11名のうち4名は女子です。まずはその女流戦から振り返ります。

女子の参加者は計7名、総当たりで全員6局行いました。うち中1のMさんは負けなし5連勝で迎えた最終対局、有段者の中2生と対局します。相手もここまで全勝中、勝った方が全国大会出場です。対局は三間飛車と向かい飛車という相振りの形になりました。本局は先に仕掛けた相手が駒得を増やしていき、結局敗れてしまいました。ですが5勝1敗で準優勝。来年こそは優勝できるように頑張っていきましょう！他3名も2勝以上挙げる活躍。昨年より棋力が向上している実感がありました。女子は競技人口が少なく、力をつければ全国大会を目指すことができます。引き続き頑張っていきましょう。

男子は交流大会に参加した5名のうち4名が決勝トーナメントに進出します。8人中4人が雲雀生という顔ぶれになりましたが、クジの結果、右ブロックに雲雀生が三人。いつもは楽しく指す仲でも、今日は真剣に戦います。右ブロックの初戦、中3のKくんと中2のMくん、互角の戦いを見せましたが、最後はMくんが勝ちます。次の準決勝、そのMくんと、初戦を勝った本校中3Yくんが戦います。局面はYくんの勝勢でしたが、まさかの25分切れ負け。最後時間で逃げ切った中2Mくんが決勝へ。

左ブロックで戦う中3Oくんは得意の中飛車が冴え渡り2連勝。決勝で中2Mくんと対局します。決勝でもOくんは中飛車で戦います。対して先手のMくんは居飛車でボナンザ囲いに組み、６六銀、４六銀型で中飛車対策を組みます。Ｏくんは中飛車以外にも様々な戦型を指しますが、中飛車は特によく研究しているなと感じました。６四角打ちから角を切って４六の銀を取った後、同金に３七銀打。研究していなければ角を捨てる発想は浮かばないでしょう。結局125手でＯくんが勝利し初優勝を飾りました。Ｍくんもとても強い将棋でした。準優勝です。Ｍくんは中２、来年に期待です。

中学の公式戦は今年最後になりましたが、地域の大会などにも参加していく予定です。これからも頑張っていきましょう。