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囲碁将棋部 囲碁 全国総文 全国準優勝しました

2023/08/02

囲碁将棋

7月31日(月)、8月1日(火)の2日間に渡り、鹿児島県指宿市で開催された「第47回全国高等学校総合文化祭2023かごしま総文 囲碁部門」の「都道府県団体戦」で全国準優勝しました。


雲雀丘学園からは、4月の兵庫県大会で優勝した高1男子が「都道府県団体戦」の兵庫県チーム主将として出場しました。

副将は甲南高校の高2男子、三将は神戸高校の高1女子です。

6局を2日間にかけて打ち、順位を決定します。

対局は基本的に同じ戦績の相手と当たるので、連勝すればするほど強い相手と当たります。


1回戦:対 富山県 3-0で勝ち

2回戦:対 埼玉県 3-0で勝ち

埼玉県は実力者が揃っているのではないかと警戒していましたが、結果はストレート勝ちすることができました。

3回戦:対 長崎県 3-0で勝ち

4回戦:対 京都府 3-0で勝ち

京都府は強豪揃いで全国大会でも上位の常連で、京都府戦が大きな山場でした。相手の主将は去年の全国大会男子個人戦優勝者。三将はこの夏の全国選手権女子団体戦で全国優勝しており、その時の副将でした。

結果は激戦の末3-0でストレート勝ち。大会初日はここで終了し、4局全て3-0とこれ以上ない形で1日目を終えました。


2日目は5・6回戦の2局を打ちます。

5回戦:対 愛知県 3-0で勝ち

もちろん相手も4連勝しています。相手の主将は非常に強いことが分かっており、副将・三将で確実に勝てるかどうかが鍵でした。

主将戦は相手のペースで進みます。しかし途中、副将・三将戦の兵庫県チームの勝ちが濃厚になり、主将戦の碁の内容に影響が顕著に出てきたようです。対局後、本校の主将曰く「相手の勝勢(相手の優位は揺るがない)まで行っていた」ようですが、徐々に差を詰めて終わってみれば半目勝ちの大金星。相手の勝勢を跳ね返しての3-0ストレート勝ちとなりました。


6回戦:対 神奈川県 1-2で負け

5連勝同士で勝った方が全国優勝となる対戦でした。

相手の主将は先日の全国選手権で対局し、本校の生徒が27目半勝ちしていました。しかし対局は相手ペースで進みます。

途中、隙が出たところで相手の石を咎め形勢が逆転。大石を取り中押し勝ちしました。本校の主将は全国大会で6戦全勝する大活躍。非常によく頑張りました。

副将・三将戦は激戦となりましたが、副将は3目半、三将は9目半ほど届かず善戦するものの惜しくも敗れ全国準優勝となりました。

しかし副将・三将共に全国の舞台で5連勝する大活躍。兵庫県チーム準優勝の原動力になって下さいました。


全国優勝まで片手が届く所まで行きましたが、そう甘くはありませんでした。ですが、兵庫県チームは目の前の1局に集中して最後までやり切ってくれました。全員が1・2年生の若いチームですので、来年のチームはどうなるか分かりませんが、次は悲願の全国優勝を達成すべく頑張ってもらいたいと思います。

男子個人戦・女子個人戦にも1名ずつ参加し(他校の生徒)、最後までやり切りました。


大会中は兵庫県チーム(男女個人戦各1名、都道府県団体戦3名の計5名)が同じ宿に泊まり、積極的にコミュニケーションを取り団結して戦えたと思います。


表彰・閉会式の前にプロ棋士の先生による大盤解説が行われ、本校と神奈川県の大将戦の対局を取り上げて下さいました。

雲雀丘学園の名前も紹介され、対局の感想やインタビューを受けていました。


表彰式では、賞状・盾の他に準優勝者に授与される「文化庁長官賞」が授与されました。


東京の全国選手権・鹿児島の全国総文を通じて強く感じたことは、上位は実力が拮抗しており、ほんの少しのことで勝敗が変わることが非常によくあるということです。もう1度1から大会を行えば結果が大きく変わるのではないかという位の激戦でした。顧問としては引率して見守ること位しかできませんが、生徒のこれからの更なる活躍に期待したいと思います。

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