部活動
茶道部 「とまどい」から始まる
2023/10/21
茶道
今日は地域共生ゼミとのコラボ・プロジェクト。関西学院大に留学中の学生6名を迎え、茶道ワークショップを試みます。
箏曲部の演奏に続いて、水屋で準備をしながら高2Mさんが「留学生の人たちも2つに分かれてもらいましょう」。いつものようにお点前を2箇所で行う中に留学生も混じってもらおうといういう訳です。
そして顧問が「へーえ」と眺めている中、とても自然な、とても楽しそうな会話が盛り上がっていきました。
お点前に続き、凛とした佇まいで茶道具の扱いを実演する部長のNさん。
日本語。英語。ジェスチャー。そして何より笑顔と頷き合い。私たちが本来、持っているコミュニケーションのツールを全て使って、楽しもうとしている若者たち。
「お客さん」の「おもてなし」ではなく、当たり前といえば当たり前の会話が流れる中、留学生たちは自分の点てたお茶も味わいます。
最後はQ&Aセッション。「茶道の動きには、それぞれ意味があるのですか?」「部員のみんなは、どうして茶道をしているの?」「お釜の位置がNovember Versionに代わるのは、どうして?」
みんなで車座になって、こんな疑問(または命題?)に取り組みました。
途中、会話が途切れて、あちこちに「???」が飛び交うことも。
でもね、その「とまどい」から始まるのです、新しい文化に出会って、自分の文化を見つめ直すという素敵な学びは。
今日の茶道部、いつにも増して、いい感じだったなぁ。