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囲碁将棋部 囲碁 近畿選手権男子個人戦優勝 全国大会出場決定

2023/12/17

囲碁将棋

12月16日(土)大阪•梅田の囲碁倶楽部「爛柯」にて「第12回近畿高校囲碁選手権大会」が開催され、本校高1の男子部員(七段)が男子個人戦で優勝し、3月に大阪で開催される全国大会への出場が決まりました。

この近畿選手権は、各府県予選を勝ち抜いた上位選手が出場できる大会で、「男子個人戦」、「女子個人戦」、「男子9路盤戦」、「女子9路盤戦」、「男子団体戦」、「女子団体戦」の6種目があります。

雲雀丘学園からは3名出場し、11月の県大会で上位入賞を果たした高2男子部員が男子9路盤戦、高2女子部員が女子個人戦、高1男子部員が男子個人戦に出場しました。


まずは優勝を果たした男子個人戦についてです。高1男子部員が出場しました。

4局をスイス式リーグで戦います。出場は16名、全国大会には上位4名が出場できます。基本枠はわずか2名なのですが、近畿の選手が昨年全国優勝、準優勝を果たしていたので2枠増枠され4名が全国への切符を手にできます。

1回戦:対 奈良学園高(奈良)の選手に勝ち

2回戦:対 同志社国際高(京都)の選手に勝ち

過去の全国大会個人戦で優勝したことがある強豪選手でしたが、相性は悪くないようで勝ちました。

3回戦:対 関西創価高(大阪)の選手に勝ち

激しい碁になりましたが、8目半程の勝ちとなりました。

4回戦:対 灘高(兵庫)の選手に勝ち

全勝同士で迎えた最終戦。灘高のエースである相手で急激に強くなっている選手です。比較的穏やかな展開で碁は進み、最終的には中押し勝ちで優勝しました。

11月の近畿総文では全勝しながら体調不良により大会2日目の朝に棄権した雪辱を果たしてくれました。


続いて、男子9路盤戦についてです。高2男子部員が出場しました。

9路盤は盤面が狭く、棋力が低い選手が高い選手に勝つことがよく起こる種目です。よく研究して臨めば上位入賞も夢ではない種目とも言えます。

12名出場で全国大会に進めるのは上位2名です。

総当たりで11局打ち、スイス式リーグで順位を決定します。19路盤に比べ対局はすぐ終わる為、総当たりでの対戦です。

対 向陽高(和歌山)の選手に勝ち

対 耐久高(和歌山)の選手に勝ち

対 奈良高(奈良)の選手に勝ち

対 畝傍高(奈良)の選手に勝ち

対 四條畷高(大阪)の選手に勝ち

対 高槻高(大阪)の選手に負け

対 虎姫高(滋賀)の選手に負け

対 彦根東高(滋賀)の選手に負け

対 洛南高(京都)の選手に勝ち

対 花園高(京都)の選手に負け

対 甲南高(兵庫)の選手に負け


結果、6勝5敗で第6位となりました。


最後に女子個人戦についてです。高2女子部員が出場しました。

出場は9名、上位3名が全国大会に出場できます。昨年近畿の選手が全国優勝したので1名増枠されました。

男子個人戦と同じく、4局打ちスイス式リーグで順位を決定します。

1回戦:対 莵道高(京都)の選手に負け

2回戦:対 向陽高(和歌山)の選手に勝ち

3回戦:対 豊中高(大阪)の選手に負け

4回戦:対 向陽高(和歌山)の選手に勝ち

和歌山の向陽高からは2名出場があり、2回戦と4回戦で2名共に対戦しました。

4局打った結果、2勝2敗となり第8位となりました。


男子個人戦で優勝した部員は表彰を受け、3月19日(火)、20日(水•祝)に大阪で開催される「第18回全国高等学校囲碁選抜大会」への出場が決まりました。

この大会へ出場するには毎年8月に東京で開催される全国選手権に比べ各地区(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)から出場できる選手が基本2名(北海道、北信越、東海、中国、四国は1名)と少なく、出場権を得た時点で全国ベスト16以上ということになります。近畿は非常にハイレベルな地区ですので、全国大会での活躍も期待したいと思います。

結果的に、男子個人戦の優勝、準優勝、第3位は全て兵庫県の選手、女子個人戦の優勝も兵庫県の選手、男子団体戦の優勝も兵庫県の灘高校となり、兵庫県勢が大活躍しました。

なお、この大会の結果は関西棋院さんのホームページに掲載されています。


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