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科学部 ホタル蛹化大作戦!2024

2024/04/15

科学

科学部がメインで取り組んでいる、「雲雀丘ホタル復活プロジェクト」の活動報告です。

生物室・中央棟で60cm水槽5つで飼育をしているホタルの幼虫が、水が温み始め、蛹になる時期になりました。

ホタルは、飛翔している成虫が水辺の苔に卵を産み、ふ化した幼虫は水の中に入って、5~6回脱皮をして、終令幼虫となる6令(7令)幼虫となります。

終令幼虫は光りながら、土の上に這い上がり、土の中に繭を作って蛹になります。

その後、1ヶ月程度の蛹期間を経て、光りながら空に羽ばたいていきます。


ホタルの飼育に関しては、年3回神経をとがらせる時期があります。


1.飛翔しているホタルの成虫を捕獲し、飼育したものとペアリング(6月)

2.産み付けられた卵のふ化・1齢幼虫の世話(7月)

3.ホタルの幼虫の上陸、蛹化(4月)


1.と2.は、この3年の経験で手間さえかければなんとかなるようになってきました。

しかし3.は未だに正解が見えません。1年目は終令幼虫までまずほとんどたどり着かず、2年目は時期と方法がうまくかみ合いませんでした。

今年は昨年に比べると、幼虫の成育が大幅に遅れ、2令・3令幼虫がたくさんいました。

小さい幼虫は砂利や石に紛れて、とても見つけにくいです・・・

部員総出で飼育水槽の砂利をあさり、幼虫を探します。

終令幼虫となっていた13匹は、上陸用水槽に入れました。

他の360匹も、ラストスパートで大きくなってほしいですね。

順調にいけば、5月半ばくらいから飛び始めるはずです。


今後の報告にご期待ください。

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