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囲碁将棋部 将棋 中学選抜大会【祝】全国出場

2024/05/20

囲碁将棋

先日、灘高校にて第45回中学選抜将棋選手権大会が行われました。棋力を考慮し今回は代表戦(いわゆるA級)参加者はおらず、交流戦と女流戦に参加しました。交流戦は、昨年当時3年生だったOくんが優勝しており、2年連続の優勝を狙います。ちなみに準優勝、4位も雲雀の生徒でした。今年の本校からの参加者はほとんどが新1年生。先輩に続くことができるでしょうか。

交流戦ではまず予選ブロックを戦います。2勝通過、2敗失格、持ち時間は25分です。活躍が目立ったのは新1年生のAくんとNくん、二人とも本格的な居飛車党。原始棒銀や早繰り銀など、攻撃的な攻めで各対局を優勢に進めていきます。2人は2連勝で決勝に進みました。しかし、同時に今年は競技者のレベルも上がっているように感じました。昨年準優勝の中3生徒が予選で敗れたり、同じく参加した1年生も相手振り飛車にうまく捌かれ逆転負けをしたりと、とても厳しい戦いでした。決勝Tに進んだのは2人だけ、まずはAくんですが、初戦は序盤から優勢に進め、終盤では何度も詰めろをかけますが、玉に逃げられてしまいそこから逆転負け。その相手選手は決勝まで上がりました。逆のブロックで勝ち上がったのはNくんです。Aくんの想いを背負って対局に挑みます。途中までは互角の戦いだったそうですが、終盤相手のミスを逃さなかったNくん、勝利し初参加で初優勝を飾りました。

女流戦では、中2生Mさん1名が参加しました。昨年は準優勝で全国大会を逃しましたが、今年はその枠が2つに増えています。全国出場、そして優勝を目指して挑みます。女流戦は5人の登録で、総当たりの4局対戦し、順位を決めます。女流戦では初戦から熱戦が繰り広げられました。Mさんの1局目の戦型は相振り飛車、向かい飛車に振り直し金無双を組んで戦います。対局は両者残り時間3分のところまで使う大熱戦、結果はMさんの時間切らし勝ち。盤面も最後まで優勢でした。次の対局でも勝利し3局目、相手は昨年の優勝者です。ここでも戦型は相振りとなります。相手の三間飛車に対してMさんは慎重に駒組みを進めますが、相手の端攻めから玉をおびき出されてしまい、敗れてしまいました。全国出場するためには次の最終戦勝つしかありません。最後の対局も相振り飛車です。相手の四間飛車に対し大駒を交換し敵陣地に打っていきます。綺麗な美濃囲い崩しで勝利し準優勝しました。高校に続いて中学も全国大会出場が決まりました。雲雀から中学全国大会出場は3年ぶりです。

大会後は1年生と上級生の仲が急速に縮まったようにも感じました。今年の新1年生はとても活発です。相手選手にも積極的に話しかけ、感想戦などはみんなで振り返っていました。そして負けても控室でずっと将棋を指していました。これからどれだけ伸びるのか、楽しみで仕方ありません。

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