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囲碁将棋部 囲碁 全国選手権男子個人戦で全国準優勝

2024/07/24

囲碁将棋

7月23日(火)・24日(水)日本棋院東京本院(東京都千代田区)で開催された「第48回文部科学大臣杯 全国高等学校囲碁選手権大会」の男子個人戦で高2男子部員(七段)が全国準優勝しました。

昨年の全国総文2023かごしま総文の都道府県団体戦で兵庫県チームの主将として全国準優勝しましたが、今回は男子個人戦で全国準優勝を達成しました。では今回の大会詳細について記載致します。

東京へ移動を予定していた日、保守用車両が衝突して新幹線が運転を見合わせるというまさかの事態。

男子個人戦に一緒に出場する仲良くさせていただいている西宮南高校の選手・顧問の先生と大会全体を通じて一緒に移動したのですが、東京までの道のりは想像を絶するものでした。

新幹線は名古屋~浜松が運転見合わせ。

その影響で新大阪で長蛇の列に並んで新幹線切符を買いなおし、名古屋で降りて浜松まで鈍行。途中、豊橋駅で降ろされ1時間半ほど長蛇の列に並び超満員の電車で浜松へ。

浜松駅も人でごった返しており、超満員の新幹線でようやく東京へ。昼過ぎに大阪を出発しましたが、東京に着いた時には夜になっていました。

悲惨な移動はきっと写真から伝わると思います。

生徒もくたくた・・・と思いきや至って元気で渋谷で晩御飯を食べて翌日から始まる対局に備えます。


予選は16グループに分かれて対局。1つのグループは6~8名で1名が枠抜けします。

本校の部員は「F組」でした。昨年は全国ベスト16でしたので今年はシード扱いです。

1回戦:静岡県立浜松工業高(静岡)の選手と対局し、中押し勝ち。

2回戦:愛媛県立松山東高(愛媛)の選手と対局し、中押し勝ち。

3回戦:都立新宿山吹高(東京)の選手と対局し、中押し勝ち。

基本的に同じ戦績の選手と対局しますので、3回戦は2連勝同士の対局でしたが見事に制して枠抜けしました。

この時点で全国ベスト16以上確定です。

ここからは決勝トーナメントとなります。

決勝トーナメント1回戦:南山高(愛知)の生徒と対局し、中押し勝ち。

ここからは特にどの選手と当たっても強敵なのですが、見事に勝ち1日目はここで終了。

ベスト8以上が確定し、ここでクジを引き、改めてトーナメントの枠を決定しました。

その後、浅草で夕食・翌日の必勝を祈願してきました。


2日目は決勝トーナメント2回戦からスタートです。

決勝トーナメント2回戦:秋田高(秋田)の選手と対局し、中押し勝ち。

決勝トーナメント準決勝:筑波大学附属高(東京)の選手と対局し、8目半勝ち。

途中まで劣勢で優勢がはっきりしたのは終盤になってからだったそうです。

ここまで6連勝。遂に全国大会の決勝へ。


決勝トーナメント決勝:愛知工業大学名電高(愛知)の選手に中押し負け

著名なプロ棋士の息子さんです。実際は劣勢ではなかったものの、劣勢と思い込みそこで時間を使ってしまって終盤は秒読みに。

ミスから大石を取られてしまい中押し負け。全国準優勝となりました。

後からAIで分析すると劣勢ではなかったことが分かり、時間の使い所を間違えたと、とても悔しがっていました。

対局相手や他の参加者も本校の部員が劣勢だと思っていたそうですが、プロ棋士の先生は本校の生徒が優勢と判断されており、流石プロ棋士の先生と驚いていました。


男子個人戦には各都道府県から選ばれた98名が参加していました。

その中で2位ですので素晴らしい結果です。

全国優勝まであと一歩でしたがよく頑張りました。

なお、今大会の模様は日本棋院囲碁チャンネルにて生中継されていました。

個人戦の様子は

1日目(予選リーグ・決勝トーナメント1回戦)はこちら(個人戦は3:20:00頃より始まります)

2日目(決勝トーナメント~表彰式)はこちら

で見ることができます。全国大会の雰囲気が少しは伝わるのではと思います。


男子個人戦での全国大会準優勝は恐らく本校始まって以来の快挙になります。

この部員は8月4日(日)・5日(月)に岐阜県高山市で開催される清流の国ぎふ総文2024 囲碁部門」@飛騨・世界生活文化センター

の男子個人戦に出場します。

悲願の全国優勝に向けて、引き続き頑張ってもらいたいと思います。

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