7月27日（土）加古川市で第３回ウェルネス杯高校将棋大会が行われました。年４回ある公式戦の一つです。本校からは計10名が参加しました。選手は個人戦で出場するか団体戦で出場するかを選べます。

まずは女子の部で参加した高１のＩさん、女子は６人の総当たりで順位を決めます。各対局中ミスもあり、劣勢の局面もありましたが、Ｉさんは普段から７手詰の詰将棋を解くなど終盤力を鍛えています。その終盤力が生き５戦全勝で優勝しました。顧問としても選手権・竜王戦と悔しい思いをしてきたので、とても嬉しかったです。去年も現高２生が優勝しているため、２年連続になります。

団体の部はＡブロック、Ｂブロックに分かれ総当たり戦を行います。本校のＡチームは初戦、宝塚北高校に１－２で敗れ出鼻をくじかれますが、その後破竹の４連勝。勝ち数などから１位になりました。優勝を決める決勝戦、Ｂブロック１位の加古川北高校と対局します。何度かブログにも書いていますが、本校は伝統的に加古川北高校と相性が悪く、今まで何度も優勝・入賞のかかる場面で敗れています。さらにウェルネス杯は始まりから２連覇中です。それを止めるべく挑みました。

副将が勝ち、三将が敗れ１－１。注目の大将戦は居飛車と中飛車の戦型になります。しかし中盤から劣勢の局面が続き、秒読みの中何度も詰めろをかけられます。ここで大将のＥくんは何とか千日手に持ち込み先手後手を入れ替えての指し直し、しかしＥくんは一手30秒未満なのに対し相手の方は９分の持ち時間がある極めて苦しい状況です。２局目は銀冠に組み中飛車に対応します。中盤から主導権を握ったＥくんは見事に相手を寄せ切り勝利、団体戦初の優勝を飾りました。

今大会では井上慶太九段、稲葉陽八段、上野裕寿四段、長谷川優貴女流の四名に指導対局もしていただきました。昼食には加古川名物のかつめしが提供され、大会後には外れなしの抽選会も行われました。本校もタオルやサイン色紙などたくさんいただき、とても感謝しております。ウェルネス協会の皆様方、棋士の方々、選手の皆さん、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。8月1日からは高校、中学と全国大会に行ってまいります。応援の程よろしくお願いします！