2月24日（月祝）に滋賀県長浜バイオ大学ドームにて実施されました近畿中学校新人テニス大会【団体の部】の結果を報告させていただきます。

１回戦　1-2　大阪女学院

順位戦１回戦　3-0　和歌山県立桐蔭

順位戦２回戦　2-0　啓明学院（兵庫県）

以上より、3月28日から香川県高松総合運動公園テニスコートで実施されます全国選抜テニス大会に出場することが決定いたしました。

この大会は、各府県の代表校計15校で全国選抜の枠６校を争うものとなっています。６校の選ばれ方は

１）本戦でベスト４に入る

２）順位戦で勝ち上がる

のいずれかです。また、この大会は、今年の7月末に実施されます、近畿中学校テニス大会（全中近畿地区予選）の枠争いも兼ねておりまして、本戦のベスト４に入った府県にそれぞれ追加で１枠ずつを与える、というものになっています。本チームは、兵庫県１位として、なんとか本戦でベスト４に入り、その枠を兵庫県に持って帰ってくることをメインにしてこの大会に臨みました。しかし、初戦の大阪女学院戦では、多くの選手に硬さが見受けられ、また、相手選手の手堅さとアグレッシブさにより、多くの場面で上回られてしまい、残念ながら初戦で負けてしまいました。しかし、この代のチームは、本当に結果が欲しいときに結果を残せるチームです。次の順位戦１回戦の桐蔭戦では、選手たち全員が目の前のことに集中をし、相手の力強いボールに対して簡単にエラーすることなく、さらには、自分たちからも展開していくことができ、全試合を取ることができました。そして迎えました順位戦２回戦の啓明学院戦。相手チームには、全日本クラスの選手がおり、また他の選手たちもしっかりとボールを打ってきて、選手個々の実力では相手方が総合的には上ではないか、というのが戦前の予想でした。その中で、迎えたD2では、相手の強打に屈することなく、自分たちからも積極的に打っていき、先に仕掛けることができました。途中リードをしている展開から追いつかれそうになった場面もありましたが、その瞬間すらも楽しんでおり、そこからは比較的簡単にポイントを連取することででき勝利を挙げました。また、D1には、相手のエースが出てきて、そのボールに圧倒される瞬間もありましたが、なんとか１球を返し続けることで、相手チームのエラーを引き出すことができました。試合に負けそうになる展開からなんとか追いつけるところまで我慢して打ち続けられたことは本当に立派でした。しかし、この対戦のハイライトはシングルスでした。昨年８月の兵庫県私学大会の決勝のときと同じシングルスの対戦となり、そのときは技術不足もそうですが、１つのエラーに固執するあまり、それが次のポイントにまで引きずってしまい、スコア上では簡単に負けた相手でした。そこから半年後、次は全国を決める対戦でこのカードが実現しました。出場した本人のとっては凄まじいプレッシャーやストレスがあったと思います。しかし、あの頃に比べて技術も向上し、さらには、１つのエラーに対してもマイナスのリアクションが減り、さらには自分自身を鼓舞して次のポイントに臨む姿は本当に格好良かったです。試合前から作戦は伝えてはいましたが、それを徹頭徹尾遂行し続けたことは素晴らしいことです。この試合の勝利をもって、全国選抜の出場権を得ることができました。

上には出場した選手のことばかりでしたが、残りの応援やベンチコーチに回った選手たちもよく頑張っていました。初戦こそは盛り上がる場面でしか声が出せていませんでしたが（ここは要反省です）、順位戦からは、少し沈む瞬間があった選手を必死に盛り上げようとしてくれました。テニスは孤独なスポーツだからこそ、誰かの応援は本当に助かります。届いているか不安な時もあるかもしれませんが、選手はちゃんと勇気づけれています。自信を持って声を張り上げください！

保護者の方々。滋賀県の雪国エリアまで応援・サポートに来ていただきまして本当にありがとうございました。上にも書きましたが、この代は節目節目では結果を出せるチームです。これもすべては日頃からの保護者の方々の応援が、さらには大会ごとのサポートという後ろ盾があるからこそだと思います。忙しい春休みなりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

最後になりますが、今大会を運営していただきました中体連の先生方。ご校務もお忙しい中、大会の開催・運営にご尽力いただきまして本当にありがとうございました。次には近畿代表として、全国で１つでも多くの勝ち星を挙げられるように励んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします。