5月25日（日）灘高校で中学生将棋選抜大会が行われました。この大会は中学生を対象とした公式戦で、男子は優勝者が、女子は優勝と準優勝の2名だけが8月に山形県で行われる全国大会に出場できます。本校から6名が参加しました。

男子県代表をかけた戦いには2人が参加しました。ともに1勝1敗で迎えた3局目、中2のNくんは横歩取りから4五角打ち、互いに居玉で戦う激しい戦いに。慎重に時間をかけながら進めますが敗れてしまいます。もう一人中2Aくんの将棋は対抗型。腰掛け銀から上手く角頭を攻めこの対局を勝利、決勝に進みました。決勝では一回戦に優勝候補生と当たり敗れてしまいましたが、二人とも有段者らしい見応えある見事な将棋を見せてくれました。

女子では昨年準優勝のMさんが今年最後の挑戦、普段から各大会へ参加したり将棋会館に通うなど将棋に真摯に向き合う生徒です。大会形式は総当たり戦、抜け番休憩の際に、次の対戦相手の対局を見ていました。戦型は8六歩と突き捨てて角道を塞ぎ9筋を突く棒銀。受け方がわからない！と休憩時間を使ってずっと対策を研究していました。その甲斐あって次対局では対策がはまり勝利。最終局は全勝者同士の戦いでしたが、序盤からほぼ気になる悪手なく的確な指しこなしで完勝。優勝で全国大会出場を決めました。

交流戦の部では中3Mくんと中2Mくんの二人がお互い全勝で決勝まで進みます。先輩の意地を見せたかったと思いますが、今回は中2Mくんが勝って優勝、中3Ｍくんは準優勝でした。また、中2Fくんも交流戦で死闘を見事勝利するなど良い将棋を見せてくれました。

来週は同じく灘高校で団体戦が行われます。西日本大会の代表枠を目指して、次も頑張ります。