部活動
鉄道研究部 探究ゼミ「交通網」紀州鉄道
2025/11/20
鉄道研究
探究ゼミ「日本の交通網」、今日は第18回を開催し、鉄道研究部員と有志の合計9名が会議室に集まりました。
今回のテーマは「紀州鉄道」です。
和歌山県の紀州鉄道が廃線の危機で、早ければ2026年中に廃線の可能性もあるそうです。JR御坊駅は中心街から離れているため、市の中心部へと向かうためつくられたのが紀州鉄道です。1960年代後半から70年代にかけて進んだ自家用車の普及で赤字が膨らみ、廃線の危機となりましたが、東京の不動産会社が買収し、鉄道会社を運営することとなりました。当時は鉄道会社主体でニュータウンを作っていた時代で、不動産事業を進める上で「○○鉄道」と名乗ることがプラスとなると考えられていたようです。その後鉄道に加え不動産やホテルを営んでいます。運行区間は2.7kmでトンネルもすれ違い設備もなく、巨額赤字にはならず生き残ってきました。ところが、3年前に親会社が代わり、不採算部門の鉄道事業を廃止にしたいと考えました。存続へ向け地元の市、商工会議所、県などと協議しているそうです。
この記事を読んで、意見交換しました。感想として「和歌山電鉄のように、いろんなアイデアを出せたらもう少し運行できるのでは?」「不動産・ホテルの売り上げを鉄道運営の資金にまわせないのか」「グルメで宣伝しては?」「バス転換がよい」「存続は難しいが残ってほしい」「何らかの寄付を募っては?」などありました。
鉄道以外の方法に移すべきか、難しい問題です。
次回は12月4日に開催します。
