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囲碁将棋部 将棋 近畿大会の活躍

2025/11/17

囲碁将棋

11月15~16日にかけて鳥取県米子市で第45回近畿総合文化祭の将棋部門が実施されました。本校から出場した選手は次の5名です。女子個人戦S級Tさん(高2)、女子団体戦・主将Iさん(高2)、副将Dさん(高1)、三将Sさん(高2)、男子個人戦B級Kくん(高1)です。

 

まずは女子個人戦S級、Tさんは決勝まで4戦無敗で勝ち上がり、決勝戦の相手は大阪府代表の3年生。実は二人は昔から知る仲で良きライバル、全国大会の時もずっと一緒にいて、お互い励ましあっています。戦型は先手中飛車と後手石田流の相振り飛車に。中盤はお互い慎重に技を狙い合う高レベルな対局となります。形勢判断は難しいですが、Tさんは押しているように見えました。しかし、相手の粘り強い受けが続くと終盤で逆転。敗れてしまいましたが準優勝、近畿2位です。昨年は準決勝で敗れてしまい悔しい思いをしましたが、今回は決勝まで来ることができました。激戦の後に相手選手と仲良く対局を振り返る姿も印象的でした。

男子個人戦B級も高1Kくんが予選から全勝で決勝戦まで進みます。Kくんの将棋は「逆転の将棋」、序盤が悪くてもしっかり中盤で優位を築きます。そして終盤の寄せはやはり的確です。予選からここまでの対局、見事でした。決勝戦は居飛車と石田流三間飛車の対抗型となります。こちらも中盤までは互角な様子でしたが、本人いわく少しミスをしたようで敗れてしまいます。しかしB級での準優勝、実は昨年も現高2生がB級で準優勝でした。二年連続で素晴らしい結果を出してくれました。

最後に女子団体戦です。将棋が大好きな主将・副将二人と、最近将棋を始めた三将で挑みました。Tさんも含め四人は仲良し。大会中も楽しそうにお互い励ましあっていました。予選1回戦は福井県代表に3-0と、三将Sさんはいきなりの初勝利。まだ教えはじめて一ヶ月ですが、とてもセンスを感じます。2回戦は和歌山県代表に2-1で勝利し決勝トーナメント進出を決めます。ドラマは準々決勝で起こりました。強豪の京都府代表との対局、主将が勝ち副将が負け1-1となり残された三将戦。序盤から押される展開のSさん、端を破られ、相手龍が自玉に迫ります。しかし何とか相手美濃囲いの弱点、6二に龍をつくり、ここで角を手駒に持ったSさん。7一角打で勝ちですが、それに気づかず自玉付近に駒を使い受け続けます。大勢が見守る中、最後何とか角打ちに気づき逆転勝利。全員で抱き合って勝利を喜びました。準決勝では同じ兵庫県の白陵高校に敗れましたが、近畿3位と頑張ってくれたと思います。対局後は交流戦にも参加していました。

 

近畿大会を通してさらに絆が深まったように思います。またみんなと一緒に大会に来たい、全国に行きたい、という思いが棋力を向上させてくれます。さらにレベルアップして、戻ってきましょう。来年の近畿大会は10年ぶりに兵庫県開催です。

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