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【中学女子テニス】全国私立中学校テニス選手権大会の結果

2025/12/28

女子硬式テニス

12月26日(金)〜28日(日)に神戸総合運動公園にて行われました全国私立中学校テニス選手権大会の結果を報告いたします。

◯団体戦

12月26日(金)

1回戦 3-0 日大三(東京都)

2回戦 1-2 山陽学園(岡山県)

12月27日(土)

9位戦1回戦 2-0 開智(埼玉県)

9位戦2回戦 2-1 八千代松陰(千葉県)

9位戦3回戦 日大三→本戦の結果により勝利

9位戦決勝  2-1 成蹊(東京都)

→以上の結果により9位となりました。

◯個人戦【シングルス】

中2 A.N

1回戦 6-3 森村学園(神奈川県)

2回戦 1-6 城南学園(大阪府)

中1 E.J

1回戦 6-1 学習院女子(東京都)

2回戦 6-0 法政大二(神奈川県)

3回戦 1-6 桐光学園(神奈川県)

*全国ベスト16!

 

今年最後の全国大会である「全国私学」を戦ってきました。この大会では全国選抜形式の「ダブルス2本、シングルス1本」であり、かつダブルスの出し方に制限があるものとなっています。そのため、事前に相手の実力を調べ、「どのようなオーダーが最も勝率が上がるか」を考える必要があります。残りの「全国選抜」や「全中」ではオーダーの出し方に制限がないため、最終的には「出たところ勝負」となりますが、今大会はそもそもの対戦がある程度想定されるため、選手たちの実力がよりはっきりとわかる仕様となっています。初戦である日大三は、ナンバーワンの選手が今年度の全日本ジュニアのダブルスの準優勝者であり(対戦が終わってから知りましたが…)、その選手が単複のいずれに出てくるかを考えることがキーとなりました。結局はD1に出場してきましたが、最初から丁寧にラリーをすることができ、相手が勢いづく前に勝利することができました。シングルスについても、相手よりも先にはミスをしないように丁寧にラリーをすることができました。D2については、ところどころ消極的な姿勢を見せてしまい、自らゲームを難しくしてしまったところはあるものの、最後は自分たちからポイントを取りに行くことができました。2回戦は、今年の中国新人で準優勝した山陽学園(岡山県)でした。シングルスとD1に強力な選手を配置され、苦戦を強いられました。シングルスについては、現状できることをやったと思いますが、相手が対応可能以上のショットや強度でありました。D1については、相手の強度の高いラリーに対して、十分に食らいつくことができ、ゲームをリードできそうな瞬間が何度かありました。しかし、そこでこちらからのエラーや相手の積極的なプレーに対して後手に回ってしまいました。上位の選手は必要なところで「いいプレー」をすることができます。それを実際に体験することができ、いい経験となりました。一方で、そこまでの試合をすることができるようになってきた本校の選手たちの成長を実感できたことも事実です。結果としては悔しさはありますが、前向きに捉えることができるものであったと思います。残りのD2はリードしている展開から追いつかれ、なかなかにハラハラとした展開となりましたが、一本多くラリーをすることができ、一矢報いることができました。2日目は9位戦でした。初戦から選手たちの動きが良く、「絶対に9位になってやるんだ」という気持ちが伝わってきました。最後の成蹊(東京都)戦は開始時刻が17時半ごろであり、選手たちや応援も疲労がある状態でした。その中でも選手たちは1球1球丁寧にラリーをし、自分たちからポイントを取ろうとする姿勢を常に出し続けていました。また、応援に関しても人数が少ないにも関わらず、最後まで声を出し続け選手を鼓舞し続けることができました。選手たちもその声に勇気づけられ、挫けそうな時もなんとか前向きにポイントに臨むことができました。この最後の成形戦を、日頃から懇意にしていただいている他校の先生に「すごくいい団体戦だった」と評していただきました。これは雲雀丘学園と成蹊が本気で「9位」を狙いにいったからこそ作り上げることができた雰囲気だと思います。特に、勝敗のかかったD1については、最高のスタートを切りながらも、途中に自分たちでゲームを難しくしてしまい、そこから相手のプレーもレベルが上がり、劣勢になってしまいました。しかし、そこから1プレーを丁寧にしていくことで、なんとか食らいつくことができ、ギリギリの集中力を保つことができました。そこからの集中力の「超ON」状態は圧巻でした。プレーの精度がどんどんと上がり、ただつなぐだけでなく、相手を崩しにいくプレーをすることができました。我武者羅にではなく、全力で。それを体現しているプレーだったと思います。最終盤では、相手の意地もあり、ゲームがもつれましたが、積極的なプレーを選択することで勝利を掴むことができました。大変誇らしい9位となりました。

この大会をもちまして今年の大会は終了いたしました。最後に勝利で1年を締めくくることができたことは本当に良かったと思います。年が明けると次は「全国選抜」です。そこに出場するためには2月に行われます「近畿新人」を突破する必要があります。決して簡単ではありませんが、今大会の結果から「このチームはよりいい結果を残せるのではないか」と感じさせてくれます。全員で勝ち取ろう。それだけの資格は十分にあります。それをより確実にするためにも、年明けからの練習は気合を入れて、かつ、具体的なビジョンを持って臨むようにしましょう。

保護者の方々へ。今回も3日間、選手たち及びチームをサポートしていただきまして本当にありがとうございました。今大会をスタートとして、残り8ヶ月の間に行われます「全国選抜」「全中」で最高の結果を出せるように、チームとしては精進してまいります。保護者の方にとっても最高の8ヶ月になることを願っています。

今回は選手として出場できなかった部員へ。団体戦は「出場する選手だけのもの」ではありません。間違いなく日頃の部活動で一緒に活動しているみんなのものです。応援は選手の力になっていますし、それだけの力をみなさんは持っています。次は応援される側に回りましょう。それを実現させるためにも、「目標と行動」です。年明けからの練習に期待しています。

今大会を運営していただきました先生方。少ない人数にも関わらず、大会の開催及び運営に尽力していただきましてありがとうございました。来年もこの大会に出場できますように励んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

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