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鉄道研究部 探究ゼミ「交通網」ローカル線

2026/07/30

鉄道研究

夏休みが続いていますが、新聞に興味ある記事が掲載されていたので、オンラインで探究ゼミ「日本の交通網」を開催します。今日は第8回、テーマは「ローカル線」です。

一つ目の記事は、芸備線内名駅です。1日に発着するのは3往復6本だけで、平均乗車人数は2021年から0人が続いています。この駅でほぼ毎日昼に到着する上下線2本を見送るため、80代の2名の住民が駅に来て、「いつもありがとう。また来てね」と書いた小旗を振って出迎えます。待合室にはノートがあり交流が続き、自身も週2回列車を利用しているとのことです。

路線維持を求める自治体に対し、JR西日本は廃止も視野に入れていて、バス運行の実証事業を始めているそうです。国は対策協議会を設置し、議論を始めています。沿線は人口減が著しくれっちゃほんすうが少ないこともあり利用者は減り続けています。一方で、「便利さ」とは違う尺度で鉄道や駅に価値を見いだす人もいます。

次の記事は、「ディスカバード・ジャパン」というフォトエッセーが刊行されたという内容です。1970年代にSLを撮影するため全国を回った写真家が、2016年から10年かけてかつて撮影した場所を再訪し、同じアングルで撮影し、新旧の写真を並べて対比させた写真集です。

風景が変貌し、かつて整備された田んぼは耕作放棄地で荒廃した湿地と化していたり、かつて通勤通学客で賑わっていた駅が閑散とした無人駅となり、駅前の商店や食堂が姿を消し人影もまばらで町が寂れていたり、対照的に首都圏では、かつての田畑がビルや住宅に埋め尽くされていたりしています。その写真から、一極集中している日本を考える内容です。

ゼミ生には、記事をクラスルームで送りました。感想を書いてください。「地元のなくしてほしくない気持ちはすごくわかるし、僕もそう思うが、残すためには運賃を高くするなり、本数を少なくするなり、結果として使いづらい鉄道になってしまうので、難しい問題だ」「誰も駅に降りないのに電車が来たら『また来てね』と旗を振る地元の方の取り組みが素晴らしい。駅はただあるのではなく、さまざまな地域の人との交流の場になり、駅を通じて町おこしにもなるのではないか。一部の市町村で行われているバスの乗り合いサービスの電車版のようなものを取り入れてみるのも良い」「このまま合理化が進み、利用客減少により廃線としてしまうと地方の人口減少がさらに進んでしまう。それを防ぐためにも地元の積極的な鉄道利用のほか、私たちにできることとして旅行等での鉄道の積極的な利用が必要だ。そのためには増便・フリー切符等鉄道会社側の取り組みも必須で、合理化を進めようとする姿勢を見直していってほしい。鉄研合宿で芸備線に乗車した際は18きっぷ期間だからかかなり混雑していて、必ずローカル線にも乗りたい人は一定数いるので、乗り放題切符の利便性の改善・観光列車の導入等をしてほしい」「鉄道会社は収益を考えることは大切だけど、沿線の人の想いも大切にしてほしい。記事の方の活動で少しでも『もう一回この路線に乗りたい』という人が出てきたらいい。ただ乗ってもらうのではなく観光列車等で新しい客を呼び込んだほうがいい。そうしないと、もっと過疎化が進み芸備線に限らず廃線になる路線がどんどん増えてきてしまう」などありました。

次回は9/3昼休みに会議室で開催します。

現在、および今後のイベントは、次の通りです。

7/22~8/21全国高校鉄道研究部合同写真展 (阪急大阪梅田駅ギャラリーコーナー

8/1 13:20~14:10 サマセミ(尼崎双星高校2年6組教室)鉄道旅行のプレゼン

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