2020年12月12日，19日，26日の3週にわたり，大阪市立大学において探究プロジェクトが開講されました。

初日は，色素色と構造色の違い，構造色はどのようにして生み出されるのか講義していただき，早速シリカと呼ばれる二酸化ケイ素の粒子を用いて実験を行いました。ブラックライトから出る同じ波長の光に対し，サイズの違う粒子によって色鮮やかな赤色，緑色，青色が観察できました。

2日目は，生徒たちが異なる粒子のシリカの配分を変えて，どのような色が作れるかを予想し実験で確認しました。予想通りの結果が出た班，予想外の出た班，それぞれがなぜそのような結果になったのか，班の中で議論をしていました。また，シリカのサイズを化学反応によって自由に変え，目的の色を出すという実験もしました。目的の色を出すために試行錯誤を繰り返し，その度に班の中で議論し，生徒たちは時間を忘れて実験に没頭していました。

最終日は2日間で行った実験について班ごとに発表会をしました。どの班も立派な発表で，発表後の質疑応答にも立派に答えていました。