学校ブログ

進路の部屋

探究ゼミ「教育を考える」成果発表会

2021/03/06

探究ゼミ

2020年度後期のHibari探究ゼミの一つとして,講座「教育を考える」が開講されてきました。中3~高3の生徒が参加しました。先日行われました発表会の様子を紹介します。

この講座は、教育学を専攻してきた教員が,過去・現代の社会や教育について話題提供しながら,受講生たちと未来の教育の姿を考えようというものです。

初回に次のテーマを予告して行われる形式で、約5分の発表時間が設けられていました。

【テーマ】
あなたは日本を代表する教育学者で,日々,学校教育について研究し,たくさんの著書や論文を世に出してきました。
このたびその実績が認められ,文部科学省のプロジェクトの委員に任命されました。
このプロジェクトの目的は,2025年の学校教育はどうあるべきか,そのためにどのような取り組みをすべきかを提案することです。
そこで,「2025年の学校教育のあるべき姿と,そのためにすべき取り組み」について,あなたの考えをプレゼンしてください。

受講生の関心は多岐にわたり,色々なテーマでの発表がありました。異年齢の大人や子どもとの交流。不登校。少人数学級。公文式。子どもの「幸せ」。個性をはぐくむための学校・地域・家庭の教育。

いずれも,教育をめぐる現状についてデータなどをもとに深く考察しており,また自分の経験なども盛り込まれた,魅力的な発表でした。中には自説のデメリットとその対策についても言及できているものもありました。いずれも創意工夫に富み,熱意や想いの見える発表で,非常に刺激的でした。

ゼミの面白さは,他の参加者に触発されて視野が拡がったり,あるいは議論の中で考えが深まっていくことにあると思います。その面白さが実感でき,教育について新たな視点を得て,考えが深まったなら,このゼミは成功です。この「ゼミの醍醐味」を大切に,これからも教育についての考えを拡げ,深めていってほしいと思います。

pagetop