進路の部屋
63期生合格体験記⑥
2021/07/06
東北大学 理学部 総合型選抜入試【選抜特進(現・文理探究)コース 女子】
私は高校3年の1学期に志望校を決めました。私は、高1、高2の時に学校で行われていた海外研修、研究者体験、大学が主催する高大連携講座にも参加していて、違う学校の生徒や大学生、大学の先生など、色んな人と話す機会が多くありました。その経験を通して、自分のしたいことを見つけることができたので推薦入試に出願することにしました。そこで、志望理由書を夏休みの終わりに書き始めたのですが、自分のしたいことについての情報収集などが想像以上に大変で、10月の初めまで時間がかかりました。推薦入試を受験することを決めた人は、時間がかかるので大変ではありますが、大学でしたいことを書くことで勉強の意欲も高まるので、早めに志望理由書を書き終わらせた方がいいと思います。
筆記試験で利用した科目は化学だけでしたが、その勉強法について書きます。私は、高1の時に化学基礎の授業を受け、化学がなんとなく面白いと思ったので放課後に行われていた化学グランプリ対策講座に参加しました。おかげで高2以降の授業の予習になったし、友達と話し合いながら解くことでより理解が深まりました。また、他の教科でもやっていたことですが、授業で習ったことは全て授業中に自分のものにするために集中して聞き、分からないところはその日のうちに解決していました。他にも、教科書や問題集の解説を読んで不思議だと思うことがあれば参考書を見て、それでも分からなければすぐに先生に聞いていました。それにより、反応の原理などを理解できて暗記量も減り、推薦入試の応用問題にも対応できました。面接は英語もあったのですが、即興型英語ディベートで身につけた、英語で自分の意見を言う力が役に立ちました。
特に高1、高2の人達は、教室や廊下に貼られているチラシなどに目を向け、興味のあるものにできるだけ参加してみることをおすすめします。
【体験記を書いてくれたあなたへ】
入学して間もない頃からいろんな先生を捕まえては質問し、その答えに真剣な表情で耳を傾けていました。即興型英語ディベートで言いたいことが上手く言えず、悔しそうな表情で打開策を相談しに来たこともありました。あなたの貪欲なまでの探究心、高みを目指す向上心は多くの生徒へ刺激を与えたように思います。遠く離れた仙台でますます活躍されることを雲雀の地より祈念しています。頑張ってね!