進路の部屋
63期生合格体験記⑬
2022/01/24
【 大阪大学 工学部 一般選抜入試 】一貫選抜コース理系男子
私は大阪大学工学部・応用理工学科に合格しました。私がこの進学先を決めたのは高校1年生の夏でした。当時私は将来の夢や目標などは決めておらず、文理を決めたのも文系科目よりも理系科目のほうが好きだったので理系に進みました。しかし、成績に関しては、特に理系科目のほうが良かったというわけでもなく、文理どっちつかずの成績でした。学年順位でいうと大体50位くらいでした。そんな中でなぜ阪大の工学部に進学しようと思ったのかというと、私は幼いころからF1やプラモデルが好きだったため、将来的に多くの選択肢がある大学の工学部に進学しようと思ったからです。
ここで、一つ注意しなければならないのは、自分の得意不得意で進学先を決めるのではなく、自分が将来その系統の分野の職業に就いたとき、活気を持って取り組めるかかどうかということです。たとえ自分の興味のある分野に関する科目の成績が悪かったとしても、その分野に進みたい気持ちがあるなら、必ずその分野に進むべきです。実際私も高校一年生のときは特段理系科目ができたわけではありませんし、それから集中的に勉強するようになってから次第にできるようになってきました。最終的に後悔のない選択ができるように心がけてください。
具体的な勉強方法ですが、私が常に心掛けてきたのは計画と反省そして目標を常に意識することです。私は高校三年生から計画を立て始めましたが、これは出来るだけ早い時期から始めるのがいいと思います。計画を立てることで、自分が今やるべきことが明確化し、勉強へのやる気も出てきます。また、計画を立てる際は、大きな期間から小さな期間の順で立てるようにしてください。次に反省ですが、反省は自分の成績があまり上がらなくなったとき、もしくは下がってきたときにとくに有効です。自分の勉強のやり方が悪かったのか、それとも試験でのケアレスミスが多かったのか、そういうことを振り返ることで確実に状況は好転してくると思います。私は成績が良かった時も悪かった時も復習ノートに反省をするようにしていました。最後に常に目標を意識することですが、これは自分が勉強をする上での最大のモチベーションになると思います。自分が今なぜ勉強をしているのかわからなくなった時でもこの目標がある限り頑張り続けられると思います。
最後まであきらめなかった人が志望校に合格できるとは限りませんが、志望校に合格できた人は最後まであきらめなかった人です。同じ雲雀丘学園の卒業生として皆さんの志望校合格を陰ながら応援しています。
【 体験記を書いてくれたあなたへ 】中学生の頃は科学部や囲碁将棋部に所属して忙しく活動していた印象があります。「環境大使」としてきずきの森プロジェクトでも活躍していましたね。高校1年生の時のエンパワーメントプログラムの発表では驚かされました。生き生きと英語を話す姿は自信に溢れ、その楽しそうな様子に見ているこちらも思わず微笑んでしまいました。大学で新しい世界に触れ、さらにパワーアップしていることでしょう。また話を聞かせにきて下さい。