進路の部屋
これからなんです~高1のための進路講演会~
2023/02/09
昨日のLHRでは、高校1年生の学年集会にお邪魔して、大学受験についてのお話しをさせていただきました。
文理探究コースの皆さんは、高校入試から1年。せっかく「受験生」ではなくなったのに、もう進路のことを考えなければいけないのか…と思った人もいたかもしれません。
しかし、大学進学を目指す以上、早めに意識しておいた方がいいことがいくつかあります。その中で一番大事なのは「目的意識」です。
実際、「大学進学=大学名」としか考えられていない人が多いのではないでしょうか。大学名を自分の身につける「箔」のように考えるのではなく、進学して何を学びたいのか、ということを考えてほしいというのが、昨日のお話しの最大のねらいでした。
これまでの自分を振り返って、どんなことに興味を持ったか、何が好きか、ということを掘り下げ、それを軸に何か行動を起こす。そこで持った問題意識を大学選びに繋げていってほしいのです。
そのための材料が雲雀にはたくさんあります。
問題意識を持たず、ただただその大学に入学することだけを目標にして勉強し入学してきた大学生が、主体的に学ぼうとしないことを大学側が問題と捉えたからこそ、学校推薦型や総合型といった入試方式が増えているのです。
昨日は、一般入試と学校推薦型・総合型入試の違いについてもお話ししました。
アンケートの感想をいくつか紹介します。
・今後やるべきことを具体的に把握できたことで、高2の一年間を通しての目標が明確になった。
・何となく大学入試は難しいものというイメージがあったが、少しだけではあるが今日の講演会を経て身近に感じられたと思う。まだ深く進路について考えたり社会問題について意識を持ったりはできていないから、今後意識したり、今意識していることも具体化していければと思う。
・あまりよく分かっていなかった大学受験方式や受験に必要な書類の種類・内容を知ることができ、自分の今後のことについての理解を深めることができました。今から受験に向けて自分の興味、関心のことを探し、いろいろなことに挑戦しようと思います。
・将来が不安になる気持ちが半分と頑張ろうと奮起する気持ちが半分でました!
また、「大学受験(すべての方式)に向けて、すでに準備できている(又は準備し始めている)ものはありますか」という問いに対しては、
「これからです」と答えた人が、全体の3分の1でした。
そう!「これから」なんです。
みなさんには、これからまだまだ動く時間、変わることができる時間があります。
昨日のお話しを聴いて、不安が増した人や暗い気持ちになった人も、それをきっかけにして何か行動してほしい、考え始めてほしいと思います。
皆さんの中にはまだ引き出されていない力があります。それに気づくために目と心をオープンにして生活してくださいね。