進路の部屋
高1からコツコツと~受験体験記④
2023/09/06
文化祭が終わり、私立大学の総合型入試の出願が始まっています。
また、国公立大学の総合型・学校推薦型入試の、校内選考願の〆切は9月13日。
高3生は目の前の現実と向き合い、日々戦っていることと思います。気持ちがついていかないときは、お話ししやすい先生に声をかけてくださいね。話すだけで気が楽になりますよ。
そして、文化祭から気持ちを切り換えなければいけないのは、高3生だけではありません。
今日は高1から大学入試を見据えて着実に努力を重ねた先輩の体験記を紹介します。
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進学先;大阪大学医学部保健学科看護学専攻(学校推薦型選抜)
文理探究コース
「高1の冬の成績で、大体の進路が決まる」
高校1年生の時に担任の先生にそう言われたことを今でも覚えています。そして、受験を終えた今、本当にその通りだったと実感しています。
私は、授業で習ったことをその日のうちに学校で理解し、学校の問題集を繰り返し解くようにしていました。高校1年生の夏頃から、放課後は学校に残って勉強し、2年生になると、放課後だけでは時間が足らず、朝早めに登校して勉強しました。苦手な教科や分野がない状態で3年生を迎えたかったからです。とにかく、学校の勉強をおろそかにせず、習ったことは習った時に頭に入れることが大切だと思います。
こうした習慣を続けられたのは、仲間がいたからだと思います。特に高校2年生の時には、クラスに放課後残って勉強する仲間がいて、その存在にとても支えられました。2年生の後半になると、数Ⅲが始まったり、物理の電磁気で苦戦したり、テスト勉強が一番大変でした。その時に、わからない問題を教えあったり、難しい問題に頑張って取り組んでいる仲間の姿を見たりすることで励まされました。本格的な受験期に入る前に勉強する習慣を身につけられたことは、受験勉強の基礎を固めることにつながったと思います。早い時期から勉強するに越したことはありません。
さらに、推薦入試においては探究ゼミが非常に役に立ちました。大阪大学の看護の推薦入試は、1600字の志望理由書以外に、自己PR資料とその要約を複数提出しなければなりません。自分が学校の勉強以外に頑張ってきたこととして、私は探究ゼミを活用しました。特にゼミでの探究活動は、研究者を育てることに重きを置く大阪大学の理念と一致する部分も多いです。私は、部活をしていなかったので、積極的に探究ゼミに参加していました。推薦入試を考えている人は、探究ゼミで様々な経験を積むといいと思います。
雲雀丘には、勉強する環境も勉強以外の活動に取り組むプログラムも用意されています。今ある環境を最大限に活用して、進路実現に向けて頑張ってください。