進路の部屋
自分を取り戻す場所~受験体験記⑦
2024/01/09
今週末に共通テストを控え、高3の皆さんは最後の追い込みの時期を迎えていることと思います。体調管理に気を付けて、実力を発揮してくれることを期待しています。
今日は、共通テストで思った通りの点数が取れなかった先輩の体験記を紹介します。年によって難易度や志望動向が変わるので、自己採点の結果(点数)だけを見て、必要以上に動揺するのは賢明なことではありません。しかし、結果が良くても悪くても集中できなくなる気持ちもわかります。そんなとき、何が支えになったのでしょうか。(ここでは抜粋で紹介しますが、全文は「でんしんろ」に掲載しています)
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進学先;神戸大学工学部応用化学科 文理探究コース
私は神戸大学工学部応用化学科に一般入試で合格しました。また、結果は不合格でしたが、学校推薦型入試で大阪大学工学部も受験したので、一般入試と推薦入試の両立について皆さんにお伝えしたいと思います。
(中略)
私は共通テストで満足のいく成績をとることが出来ず、推薦で合格できるかは五分五分でした。共通テストが終わったその日から、推薦入試を忘れて2次試験に向けた勉強に取り組もうとしましたが、どうしても推薦入試の結果が気になり、合格者の共通テスト得点率などを調べて、なかなか集中できませんでした。そんな時、学校の講習を利用することで勉強する習慣を取り戻すことが出来ました。同じ大学を目指す友達が身近にいることで「ここまで頑張ってきたのだから、ここでさぼったらもったいない」と思えました。そこからは時間を忘れるほど勉強に集中しました。共通テストから2次まで約1か月あります。その間いろんな先生に添削でお世話になりました。この場を借りて支えてくださった全ての先生にお礼申し上げます。
私は不合格も経験しましたが、一生懸命準備してきた上での結果なので、後悔なく2次試験に挑めました。皆さんも全力で取り組み、後悔のない受験生活を過ごして下さい。応援しています。
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今まで一緒に頑張ってきた友達、小さな変化に気づいて声をかけてくれた先生。
そんな「自分のことをわかってくれている存在」が「学校」にいます。迷いが生じたり、集中できなかったりしたら、自分を取り戻すことができる場所として学校を頼ってほしいと思います。