グローバル教育
国際理解講座
2020/11/16
国際理解講座
兵庫県ユニセフ協会主催のオンラインセミナー、2020国際理解講座に参加しました。講座は今回が第4回ですが、本校としては前回の「新しい紛争解決~テロと紛争のない世界を創るために必要なこと~」に続き、2度目の参加です。土曜日午後の開講でしたが、中学2年生から高校3年生まで12名が参加を申し込み、アフリカに寄り添って仕事をしておられる3人の講師の先生方のお話に熱心に耳を傾けました。世界中で「いま・ここ」を共有できるというオンラインのよさを生かして、ジャーナリストの大津司郎氏、ケニアのキベラスラムを中心に活動しておられる早川千晶氏、拓殖大学国際学部の甲斐信好氏が、それぞれの立場から思いのあふれる語り口に、文字通り目の色を変えてメモを取る生徒の姿がありました。
講師の先生方の言葉をお借りすると、国際的な課題は、なかなか答えが見えなくて「むずかしい」ということがわかることが、まず大事。そして同じ時代を共有する世界各地の小さな声に耳を傾け、時に涙し、丁寧に考えて、できることをする。
これが Act locally, think globally. ということなのですね。日本で伝えられる報道はごく一部地域に限られており、「国際報道」「国際問題」が存在しない、という大津氏のお話がありました。身近なこと、国内のことに関心を持つのは当然ですが、それだけに留まらず「世界の今」に目を向ける生徒が増えていってほしいと考えています。