グローバル教育
AJEMUN2020に出場
2021/01/14
1月10日(日)、11日(月)に第4回全国高校教育模擬国連大会(AJEMUN2020)に参加しました。今回は新型コロナウイルスの影響により、オンラインでの開催でした。
AJEMUNは、「高校生の高校生による高校生のための模擬国連大会」というコンセプトのもと、行われている大会で、参加者は実際に実在する国の大使となり、議論を通して議題に対する決議案を提出・可決するというものです。今回の議題は「人種差別の撤廃」で、本校はマレーシア大使として大会に参加しました。参加にあたって、マレーシアの人種差別における現状、政策などを生徒たち自身でよく調べ、臨みました。
生徒たちは、オンラインという議論が難しい状況でも、逆に文章などが共有しやすいという点を用いて、懸命にコンセンサスを目指しておりました。最後の決議案の作成、提出を巡って残り1分まで頑張っている姿が印象的でした。
生徒の感想(一部抜粋)
模擬国連は「知の総合格闘技」と呼ばれることがあるように、様々な能力を求められる活動です。例えば、本番の会議では各国の大使との交渉を行っていくので、交渉力やコミュニケーション能力が必要です。また、本番の会議前に行うリサーチでは、日本語の資料だけでなく、英語の資料も読まなくてはならず、英語力も必要になってくるでしょう。しかし、それだけではありません。本番の会議では刻々と状況が変化するので、状況を常に分析し、臨機応変な対応をする力も要求されますし、リサーチでは正しい情報を入手しなければならず、情報リテラシーも必要でしょう。また、実際に存在する国の大使になりきるため、異文化・他国理解が深まりますし、様々な背景を持つ国々が集まる国際社会が協力することがいかに難しいかということも身をもって実感できます。模擬国連は多くのことを学ぶことのできる活動だと思います。模擬国連という貴重な経験することができて本当に良かったです。(高2 T.T)
私は模擬国連への参加は始めてでしたが、ペアのサポートや他の生徒のリードのおかげで不安なく大会に臨むことができました。AJEMUN2020に参加して、担当したマレーシアについてだけでなく、世界各国が国内に抱える問題や世界全体における課題などを知ることができました。今回の議題は人種差別であり、現在もっとも考えられるべき問題の一つであります。マレーシアではブミプトラ政策を行っており、自国が不利にならない様な条約作りを目標にしました。会議では、他校の生徒が率先して会議をリードしていて、アピールする力、話を聞く力、意見をまとめる力が必要なのだと感じました。(高2 N.A)