学校ブログ

高3学年通信(65期生)

A Letter from 'Sempai' - 実習生の先生より

2021/06/16

高校2年生のみなさん、こんにちは!大阪教育大学 教育実習生の高畑です。

まずは、2週間お世話になりました。文理の皆さんは古文の授業を担当させていただいたのですが、一貫の皆さんとはあまり関わる機会がなかったのが残念です。

私は60期生として、高校3年間、雲雀丘学園でお世話になっていました。みなさんの先輩として、そして一人の大学生としてアドバイスしたいことは山々なのですが、勉強のことはもうたくさん言われていると思うので、少し私の話をさせてください。

私の授業を受けた人はわかるかもしれませんが、私はみなさんのことを全員「さん」付けで呼んでいました。特に何も説明しなかったので、戸惑った人もいるかもしれません。すみません。

みなさんは「ダイバーシティ」という言葉を聞いたことがありますか?直訳すると「多様性」という意味になります。国語の評論文にもよく出てくる言葉だと思います。

私は大学で国語を中心とした教育の勉強をしていますが、この「ダイバーシティ」についても学びました。例えば、ジェンダーや被差別部落、在日外国人、障がい者、女性の権利など、その内容は多岐に渡ります。その中でも私が特に興味を持ったのは、ジェンダーについてでした。恥ずかしながら、私は大学でLGBTQ+について学ぶまで、その詳しい内容や、「Q」と「+」の存在も知りませんでした。話すと長くなるので、気になった人は少し調べてみてください。

実は、見た目と中身の性別が必ずしも一致するとは限りません。特に私はまだ顔と名前が一致していない状態でみなさんに授業をすることになったので、名前だけでは到底性別は判断できません。そのため、性別に関係なく「さん」付けて呼ばせてもらっていました。少し頭に入れておいてもらえるとうれしいです。

大学でダイバーシティについて学んだことで、「もし自分が相手の立場だったら」と考えることが多くなりました。知識は武器だと言いますが、私は誰かを守る盾にもなると思っています。今みなさんが勉強していることも、きっと知らないうちに武器や盾に繋がっていきます。

勉強、大変ですよね。私も高校生の時は、机に向かって集中することすら苦手でした。でもその過程があったからこそ、今大学で自分の好きなことをしながら、興味のあることを探求できているのだと思います。コロナ前までは、たくさんアルバイトをしてお金を貯めて、趣味や海外旅行に使い込んでいました。独学で韓国語を習得したりもしました。大学生、やろうと思えばなんでもできます!楽しいことがたくさん待っています!息抜きもしながら、日々の勉強を頑張ってください。応援しています!

大学2年生の時に、アジアを一人で旅して香港や台湾、タイ、マレーシアに行きました。写真はタイの鉄道市場、韓国の商業施設内にある図書館、そして香港のスーパーで購入した炒飯です。

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