学校ブログ

校長通信

平成から令和へ 第11号

2019/04/30

学校経営

平成最後の日になりました。本日は退位、明日は即位の儀式が行われます。テレビはずっと平成を振り返る番組、大正、昭和、平成、令和・Rを語呂合わせのようなイベント、こじつけのようなイベントを報じています。生徒の皆さんには、単なる大型休日だでなく、天皇陛下の退位、皇太子殿下の即位、時代の変革を意識してほしいとも思います。全校に直接お話しできる機会がありませんでしたので、記しておきます。

今回の「皇室典範特例法」には以下の趣旨をあげております。天皇陛下が昭和64年1月7日のご即位以来、長期にわたり国事行為、全国各地の御訪問、被災地のお見舞いを公務活動に精励されました。83歳の高齢となられ、これらの活動を自ら続けられることが困難になることを案じられてること、国民は御高齢でのご活動に精励されている天皇陛下を敬愛し、そのお気持ちを理解し共感していること、皇太子殿下が57歳となられ臨時代行などに精励されていることより、皇室典範の規定特例として天皇陛下の退位、皇嗣の即位を実現するとしています。

今上天皇が退位され皇太子さまが新しい天皇に即位されます。今上天皇は昨年12月に「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」と述べられました。また、皇太子時代には「日本人として忘れてはならない4つの日がある」とおっしゃいました。それは、6月23日の沖縄戦終結の日、8月6日の広島、9日の長崎への原爆投下の日、そして8月15日の終戦記念日でした。戦争の悲惨さを繰り返してはならないという思いが表れているものと思います。新しい天皇もこのお言葉を受け継いでくださることと思い、「令和」の時代も戦争のない平和な時代になることを願っております。

「平成」は出典は『史記』の(内かに外る) で「国の内外、天地とも平和が達成される」と言う意味でした。「令和」の「令」には「よい、めでたい」という意味があり、「和」には「互いに相手を大切にし協力し合う関係にあること」の意味があります。このことから、人々が美しく心を寄せ合う中で、新しい文化・時代を切り開いていくという思いが込められています。

生徒の皆さんはいかがお過ごしですか?クラブ活動で登校する人、頑張っている高3生の顔を見ることができ、うれしかったです。受験生のとってはGWは「頑張るウィーク」と呼ばれます。ペースが崩れぬようにしてください。

pagetop