校長通信
中学卒業式 第123号
2020/03/18
3月17日、第65回中学卒業式を挙行しました。同日同時間に学園幼稚園も卒園式でした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来賓、保護者、在校生の出席なしで、会場換気、座席を工夫して時間を短縮した形で実施しました。
久しぶりに登校してきた卒業生は、笑顔、楽しそうな雰囲気でした。式に先立ち、教頭先生、学年主任よりお話し、式の流れの説明がありました。
卒業証書は代表受領になりましたので、一人ひとりの顔を近くで見ることができませんでした。しかし、式全体の様子、皆勤賞、理事長特別表彰、卒業生の言葉からも3年間の成長を感じることができました。学年の先生方を中心に温かく送り出していただき、思い出に残る卒業式になったと思います。以下、式辞の抜粋です。
中学卒業の節目にあたり、私から二つのことをお話したいと思います。 一つ目は、「中学卒業を機に気持ちを切り替える」ということです。これから皆さんが進む高校は中学とは異なり、義務教育ではありません。百六十六名の卒業生の皆さん一人ひとりの気持ちはどうですか?自らの意思で高等学校進学を決められました。気持ちを切り替えないと、中学四年生ということになってしまいます。
二つ目は、たくさんの夢を持ち、夢を広げ、目標に変えるということです。夢を風船にたとえると、風船は大きく大きくふくらまし、数多くある方がよいと思います。大きくふくらんだいくつもの風船は、みなさんを大空高くに連れて行ってくれます。地上からとは違い、空高くから見る景色はすばらしく、遠くまでたくさんのものを見ることができます。もしかすると、いくつかの風船は、途中で割れたり、自分の手から離れるかも知れません。しかし、また新たな「夢の風船」を持つこともできます。
夢には、自分がやるべきことをしっかりと加えることによって目標になります。目標を持っていれば、希望をもってイキイキと生活ができ、充実感を得ることができます。夢が叶えば、達成感が得られ、さらに大きな目標が生まれるのです。「夢の風船」をふくらましましょう!
これから高校入学までの期間は、皆さんが力強く高校生活をスタートするための助走期間です。中学時代にできていなかったことはそのままにせず、必ずこの期間にやりとげるようにしておいてください。そして、高校では新しい自分、なりたい自分を目指して、すばらしいスタートを切ってください。
本日は、保護者の皆様にご出席いただけませんでした。まずは、今日家に帰ったら、義務教育、中学課程修了の報告をしてください。親と一緒の感動の卒業式は、三年先までとっておきましょう。そのためにも、すばらしい高校生活へのスタートとして皆さんの頑張りに期待し、式辞といたします。