校長通信
Herbart gymnasium Oldenburg① 第33号
2020/07/06
本校は、ドイツのオルテンブルグ市のヘルバルトギムナジウムと協定を結び交流を続けております。そのヘルバルト中高校にインターンとして日本語教師の活動をされている本校卒業の59期生の大学生からレポートをいただきました。海外の学校のコロナの対応など興味深いですので、何回かに分けて紹介いたします。
こんにちは。雲雀丘学園の生徒の皆さん、お元気ですか?
私は、新型コロナウイルスによる長い外出自粛期間中、ずっと家の中に籠っていて、全然外を見かなったので、外の変化に気づきませんでした。数週間ぶりに外出したら、いつの間にか木々の緑も濃くなり、夏が到来したようです。雨の多いOldenburgですが、最近は毎日晴れの日が続いています。
Oldenburgは北緯53度に位置していますから、日の出の時刻から日の入りの時刻までの時間が、夏と冬でかなり違います。現在(6月下旬)は、日の出が5時前、日の入りが22時頃で、明るい時間が本当に長いです。その逆に、冬至の頃は、暗い時間が長くて憂鬱になったものです。もっと緯度の高いストックホルム(北緯59度)では白夜にもなりますが、ここOldenburgではそこまではいきません。緯度と明るい時間の長さの関係は、知識として頭にありましたが、実際に体験してみると、なるほど、こういうことかと思いました。宝塚市は北緯35度ですから、私が当地に来て、緯度の高さを、日の出・日の入りの時刻から実感していることを、分かっていただけるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスが2019年11月から現在まで世界各地で猛威を振るっていますが、3月中旬から、ドイツでもコロナウイルスによる影響を受けるようになりました。
Oldenburg市のあるNiedersachsen州の学校は、2020年3月13日から5月4日まで、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、閉鎖措置がとられました。この間、HerbartgymnasiumOldenburgの生徒たちは、オンライン授業やデジタル課題、学習アプリなどを通して自宅で勉強していたようです。
現在は、随分と様々な制限が緩和され、少しずつ元の生活に戻りつつありますが、学校の様子や学習スタイルは大きく変化しました。(続く)