校長通信
競争よりも修行 第43号
2020/08/04
カリキュラム
中学野球部が惜しくも優勝を逃し準優勝でした。強豪校にリードされ苦しい展開でしたが、暑さとも闘いながら最後まで全員野球でつなぎ、猛攻を見せました。ハラハラドキドキ、最後の打席に思わずカメラを向けてしまいました。
スマナサーラ長老と語ろう「コロナウイルスは人間に何を警告しているのでしょうか?」を実施しました。長老は、テーラワーダ仏教(上座仏教)長老で1945年4月スリランカ生まれ。現在は日本テーラワーダ仏教協会で仏教伝道と瞑想指導に従事し、『ブッダの幸福論』『無常の見方』『怒らないこと』(和文)『Freedom from Anger』(英文)など著書多数です。
中1~高2まで約20名の生徒が集まり、長老と哲学対話を行いました。
「良識を欠いた人に対してイライラすること」「科学進歩は人類にとっての影響」「このコロナ禍はチャンスかピンチか」「差別について」「将来の職業」など様々な視点からの質問、意見が出ました。生徒たちの熱心さに驚きました。
長老からのお言葉で印象に残ったものは、「元気で明るく」「楽しく笑顔で謙虚で」「競争より修行」修行は自分の中に基準を置くべきということでした。私たちが日頃意識できていないことを気づかせていただけたような気がしました。