学校ブログ

校長通信

こんな本読んだ 第57号

2020/09/10

カリキュラム

図書室で資料を探しているときに目にとまりました。監修が池上彰さんで、まえがきを書かれています。「将来の生き方について中学生や高校生に考えてもらおうと願って作られました。・・・大人であっても、自分の仕事に不満を持ったり、不安があったりするでしょう。そんな大人にも読んでもらいたいのです。」

中学2年生の主人公ハヤトくんが、本の原稿を読んで考え、自分を見つめます。最後にはちいさな「おやっ」があります。

私が勉強になったのは、第3章の「好きを仕事に?仕事を好きに?」と第5章の「大人も知らない未来の”働く”」でした。これは、これまで生徒や保護者の方に話してきたことです。
第4章の「幸せに働くってどういうこと?」これはとても難しいです。自分自身が高校生くらいの時から考えてきたことでもあり、今も心の中にあることです。

この本のあとがきにもあるように「大人だってわからないことだらけだし、いろいろ悩みながら生きているんだ」とわかります。悩みながらも決断し少しずつ成長しています。これは大人も子どもも同じです。自分の将来について考えるのに、遅いも早いも良いも悪いもありません。この本は自分の考えを整理し、背中を押してくれる存在になるような気がしました。

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