学校ブログ

校長通信

授業 第72号

2020/11/02

カリキュラム

高校2年生家庭科の浴衣つくりです。男女ともに熱心にミシンに向かっています。

本校では、生徒の皆さんに向けて、授業アンケートを年に2回実施しています。①この授業を受け力がついたか?②先生は熱意をもって授業にあたっているか?③先生は規律・礼儀が正しく授業ができるように指導しているか?④本人のこの授業に対する取り組みの4項目を各授業ごとに集計し、資質向上室から各先生にフィードバック、面談をして、授業改善に活かしてもらっています。学年ごと、クラスごと、文理・コースごとの集計は考査・模試の結果など成績と比して分析をしております。

上のグラフは、肯定的意見割合の5年間分の推移です。4項目全体の学校目標を80%、力がついたかの項目は学年や教科によって差が生じますが、熱意は教員の努力で上げることができるから、85%としています。

今回急激に上昇しました。4項目が85.2%(中学86.5%高校84.3%)、熱意は89.1%(中学90.8%高校88.0%)で、目標値を一気におよそ5%超えました。コロナ休校時には、先生方が工夫されたICTを活用したオンライン授業などで学びを継続し、学校が再開して対面授業の良さが実感となってアンケート結果になったのでしょう。私が何よりもうれしかったのは、今まで低かった「本人取り組み」が中高ともに80%を超えたことです。授業に対する姿勢と予習復習の家庭学習の黄金のサイクルが確立できる生徒が増えました。学校にとって、教員にとって授業は命。先生と生徒が作り出せる素晴らしい空間です。「学校でしかできないこと」の1つとして大切にしてほしいと思います。

今年は12月に「特別授業週間」を設定して、CLIL(Content and Language Integrated Learning)〔内容言語統合型学習〕とCross Curriculum〔教科横断学習〕の2パターンの授業を集中的に行います。24名もの先生が中1から高2までのクラスで行い、各授業で複数の担当者が新たな授業スタイルに挑戦します。全体テーマは「災害」でSDGsを意識しています。どんな授業が展開されるのか、とても楽しみにしています。当ブログでも紹介できればと思います。

pagetop