校長通信
OKINAWA 第29号
2021/06/24
行事
五つと四つのマス目には「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く・・・」、藍を何度も染めるから「愛を重ねる」という思いが込められていると知りました。これはミンサー織りといって、沖縄の伝統的な織物です。石垣島でこの由来を知って、マウスパッドを買いました。起源はアフガニスタン、チベット中国を経由して伝わった技術が沖縄で独自の発達を遂げたようです。竹富島発祥の八重山ミンサーが有名です。かつて通い婚の風習からの女性から思いを込めて男性に贈ったと言われています。男女関係なく、人には別れがあり永遠というのはないのだろうけれども、「いつの世までも末永く」と思う気持ち、人を大切にしたい愛おしい気持ちを持ち続けたいと思います。
6月23日は沖縄地上戦から76年、戦没者を悼む日でした。県民の4人に1人が犠牲になった沖縄戦は今も非戦の誓いのよりどころになっています。学んでははいたけれども、生徒たちと訪れてみて感じることも多かったです。最近はオリンピックのニュースのおされ、「慰霊の日」「緊急事態宣言延長」の沖縄のことがあまり伝えられないように思いました。絶好調のオリックスの宮城投手(沖縄興南高校)を応援しております。中学の研修旅行でお世話になる沖縄に思いをはせておりました。