校長通信
兵庫県私学新任研修会 第27号
2021/06/17
6月16日兵庫県私立中学高等学校連合会新任研修会を行いました。昨年は中止、今回は2年越し。授業の公開、対面での意見交換が重要ということで実施されました。学校としては、緊急事態宣言下でもあり、厳重な感染防止対策の上に、参加人数や教室内人数を限定の上、会場校として協力させていただきました。
国語(中3)、世界史(高1)、代数(中2)、物理(高2)体育(高3)、英語(高1)を研究公開授業として、他私学の先生方に見ていただきました。その後、他校の校長先生を指導助言者としてお招きし、教科別研修を行いました。積極的な意見交換ができ、本校教員にとりましても貴重な機会となりました。
ICT教育を今回の研究課題にはしていませんが、本校の取り組みとしてのICT活用や主体的な学習も意識した授業が行われました。参加者からもたくさんの質問があり、タブレットの活用が大変参考になったとの感想をいただきました。改めて本校教員の熱心さ、取り組みの優位さを感じました。指導助言者の校長先生からは、複数教科で生徒と先生との関係性についてほめていただき、大変うれしく思います。授業は生徒と教師は作り上げるもの、生徒と教員の信頼関係、双方の人間力より築かれる授業こそいい授業だと改めて感じました。
全体会では、兵庫私学全体のレベルアップという視点から何かお持ち帰りいただけたらと思い、本校の紹介と私学教員をテーマに初代校長の言葉「私学は公立の代用ではない」と「新任からミドルとして」をお話しさせていただきました。このような大きな教育改革が行われる時期には、古い経験だけが生きるものでなく、新たな視点を持って自分を変えていける教師が大事であり、「変える」「見つける」「つながる」ことの重要性をお伝えしました。
「つながる」といえば、社会人講師をお招きした「起業体験プログラム」が始まっています。本校では初めての取組です。高橋進路部長が発案企画されたもので、進路部で引き継がれ軌道に乗ってきました。これから進路の部屋やグローバル探究サイトで紹介されます。今後の展開、生徒の成長を楽しみにしています。