校長通信
大学生との学び 第69号
2021/11/02
中1では、My勉強法"発見”プログラム「ノート術」をテーマにたくさんの大学生に来校していただき、効果的なノートの取り方を研究しました。ノートを取ると,ただ聴いているときよりも7倍記憶に残りやすいそうです。
東大や阪大などの大学生や友人とのノート比べをします。そこで違いは何か。自分のノートでこれから気をつけていくことを考えます。コーチングの手法で「答えは自分の中にある」でした。難関大学と聞くと頭が良い、雲の上を感じてしまう人が多いですが、どの人も工夫をしながら地道に勉強したのです。大学名へのあこがれから大学生を身近な存在としていただきたいと思いました。大学生への質問コーナーもあり楽しく勉強法について知ることができました。これからの学習に活かしてほしいと思います。
中2では、「大学体感プログラム」を行いました。大学生と直接交流をすることで自分の将来を考え、進学や学習のモチベーションを上げることにつなげようというものです。大学での答えのない学びを体感したり、大学生から各人の進路選択についてのお話を聞きました。
先生と生徒の関係をタテの関係、同年代の友達同士をヨコの関係とするならば、この大学生との出会いは一種のナナメの関係といえます。これから生徒たちに意識してほしいのはこのナナメの関係です。これまでは、祖父母や地域コミュニティーが存在し有用でした。SNSなどによって容易になった反面、新たな危険にもつながります。学校においても、先輩後輩、社会でのロールモデルなど良質な関係つくりの方法を提示できればと思います。今回は、中1中2の低学年に対して、日頃とは違うナナメの大学生より違った学びを実施し、考え方が広がったり、違った見方で考えることができたと思います。生徒の皆さんからのフィードバックが楽しみです。