校長通信
土曜日午後 第107号
2022/02/21
2月19日(土)午後に希望者による数学検定試験が行われました。5級24名、4級22名、3級41名、準2級68名、2級124名、準1級3名の282名が挑戦しています。学年別に見ると、中1年34名、中2年47名、中3年46名、高1年70名、高2年85名で、高2、高1の多くが2級を受けています。3大検定2級合格のトリプルクラウンに挑戦している生徒多く、年度末には多くの生徒が表彰されることを願っております。
同日同時間に中学生への海外プログラムの説明会を行いました。申し込みを考えられている生徒と保護者が参加されました。各私立中高、公立高校でも、このような海外プログラムを用意し、内容や参加人数を広報される学校もあります。何を目的にどのように成果を上げていくのか、大切な部分ですので、冒頭に私からご挨拶させていただきました。要旨を紹介します。
教員分掌・組織の中に「グローバル探究部」を設置して、プログラム内容だけでなく事前事後学習を行い、グローバル教育を進めてきました。また、生徒にとって意義のあるものへとプログラムの改良を行っています。コロナによる障壁はありますが、大学での留学は少しずつ実施されていると聞きます。本校においても、現地の様子や旅行社と連携して進めてまいりたいと思います。
中期留学:中3の3学期に約2ヶ月カナダ現地校へ留学します。
現在の大学1年生の時に始まりました。コロナで現高1からは実施できていませんが、経験した生徒達は高校で主体的積極的になり、学力や単なる英語力だけでなく、世界を意識して前向きに学んでいました。参加者は目的意識を持って海外大学や阪大外国語学部、秋田の国際教養大学などに進学しました。留学では自立していること、留学の目的とやりたいことが明確であることが求められます。
短期語学研修:中2・3年が夏休みに先生の引率のもと、12日間カナダで語学研修を行います。
語学研修では急激に英語力を伸ばすのではなく、英語に対する学びの姿勢、ものの考え方に大きな成長があればと思います。本校においても、英検取得実績が上がっていますが、先日の高校入試では、公立中学からの受験者のうち、約半数が英検準2級、2級を取得していました。3級が中学卒業レベルですから、公立中学校の授業レベルを超えた努力を独自に国内で行っているのだと思います。本校中学生は、英語に限らずいろいろな学習プログラムが学校で用意されていることが多く、自らつかみに行く力が弱い生徒もいます。そこの部分を海外での研修をきっかけにしてもらえれば、これからの英語学習、ディベートや探究の学びにも意識的に進んでいくのではないかと思います。
保護者の皆様へ
このような中学での体験は良いことで参加してほしいと思います。しかし、留学や海外研修のチャンスは高校でもあります。私たちは親のやりたかったことを子どもに投影しがちです。私もそうでした。この時期に本当に子どもが目的とやりたい気持ちが明確にしっかりしているか、ここをつかんでいただければ、海外での経験は人生においてもターニングポイントになることがあります。