校長通信
創立70周年記念式典 第116号
2022/03/28
3月24日、学園理事会が開催されました。役員評議員の選任、事業報告、決算見込み、事業計画・予算案の議事が行われました。今回は時間の関係で、私が中高の報告や計画をお話しすることはありませんでした。しかし、理事、評議員の方々より、自己肯定感、探究の学び、「学力よりも人間力」何を学ぶのかの意義づけ、他者肯定感、社会への関わりといったご質問やご意見をいただきました。いろいろな分野で活躍される皆様のお話は示唆に富んだものであり、これからの学校経営に活かすべき内容ばかりでした。5月の理事会では中高校の方針や計画、現状をお伝えしたいと思います。
同日午後より、来賓の皆様をお迎えし、学園創立70周年記念式典が学園講堂で開催されました。感染対策を行い、オンラインでも参加をしていただきました。日頃お世話なっております皆様に多数来校いただき、ありがとうございました。式典や「道しるべ」見学会では、生徒会長の挨拶、吹奏楽部、ギターマンドリン部、合唱部、箏曲部、華道部、茶道部など中高生が大活躍してくれました。来校の皆様からもたくさんお褒めの言葉をいただきました。それは作り込まれたよそ行きの顔、所作でなく、お客様に自然に接し、自分を表現できている生徒が多いと感じました。これも自己効力感につながるものだと思います。生徒の皆さん、ありがとうございました。
私自身も、校長先生や塾の先生など教育関係の方々、本校をご退職になった先生方、PTA卒業生の方にお目にかかることができ、改めて学園の歴史や人のつながりご縁を感じることができました。中高8期の卒業生の方にもお声かけいただき、校舎を見ていただくことができました。
サントリーホールディングス株式会社代表取締役副社長鳥井信宏様の祝辞の中で、中高校のホームページの「孝道を通じて人間力を高め、やってみなはれ精神から、主体的にチャレンジする自立型人間の育成」を取り上げていただき、とても感激しました。そのあと「何かを成し遂げるという明確な意志」「それを完遂する熾烈な意欲」「仲間の挑戦に対する無限の信頼」と続けられ、生徒諸君にも伝えたい言葉でした。
新文化館の「道しるべ」の見学会も大盛況でした。このような素晴らしい校舎で新年度新たな実践が展開されることになり、ワクワクしています。70周年記念事業は、校舎、クラブハウス建築、人工芝化や教育環境整備、親孝行作文コンクール、記念誌発行、記念品作成と行われ、この式典が周年事業の完成、集大成となりました。この度の事業を通じて、私たちの学園創立の精神「孝道」親孝行について、皆様に改めて感じていただくことができたならば、幸いです。皆様からのご支援、励ましをしっかり受け止めて、100周年に向けてしっかりと踏み出したいと思います。