校長通信
本物の志望校 高2にも火がつく 第78号
2022/12/08
進路部主催で「高校2年生に対する 志望理由書講演会」を行いました。これまでは外部の講師にお願いしてきましたが、今回は、今年はの進路部で昨年に実際に高3担任として指導された先生が講師を務めました。教員研修会で行ったものを生徒向けにリニューアルしていただきました。
内容が、実際の生徒をイメージしたリアリティの高いお話しで、私であっても授業のように考えながら聞くことができました。また、昨年合格した生徒(本人の許可を得て)の経過や指導内容、開示得点などを伝えました。1名でなく、一大学だけでなく、いくつかの事例をあげました。ここにも外部の方とは違った効果がありました。公立校でも私立校であっても、「教師の個人力」としてなりやすく「学校力」として蓄積・継承されることは難しいことがあると聞きます。今回の取り組みを通じて、本校にはこれまでの学校推薦型、総合型選抜の指導のノウハウ、方法が蓄積、継承されていると感じました。また、この時期・段階に高2生に教員から自信をもって指針が示され伝えられることで、生徒たちも安心し、心に火がつき、進路実現へのスケジュールややるべきことを意識することができたと思います。
また、この時期・段階に高2生に教員から自信をもって指針が示され伝えられることで、生徒たちも安心し、心に火がつき、進路実現へのスケジュールややるべきことを意識することができたと思います。単なる進路実績としての結果のみを伝え、やる気をあげる方法もありますが、本校では進路実現のストーリーを重視したいと考えます。事例として本人の背景ややりたいことを見つけたきっかけ、志望理由書のやりとりは17回にも及び、生徒の頑張りはもとより、先生と一緒に悩んできました。紆余曲折の物語(ストーリー)があります。
○自分に向き合うことのは苦しいが、自分にできないと悲観するのでなく、行きたい大学に行ってほしい。
○自分自身のことは、自分には見えにくいもの。「何も書くことがないよ」と心が折れそうになったら、
担任の先生と話をしてみましょう。あなたにしかない物語がきっとあるはずです。
という先生のお言葉が印象的でした。
○推薦でも総合でも一般でもどんな入試形態であっても、
行きたい大学への想いが強いと苦しい受験勉強ものりこえられる。
と締めくくられました。