校長通信
令和5年度1学期終業式 第36号
2023/07/21
終業式でたくさんの表彰をしました。受賞生徒が近畿大会や全国大会への抱負を話してくれました。また、生徒会長より、文化祭の連絡事項がありました。生徒主導で行われる最大の行事です。皆で協力して進めてください。
終業式の式辞の要旨です。
「よく学び よく遊べ」という言葉があります。英語では
All work and no play makes a Jack a dull boy.
勉強ばかりさせて遊ばせないと子供(ジャック)はだめになる。というそうです。日本的発想 workと playの位置が逆?「遊ばせてばかりで勉強させないと子供はだめになる」が日本人の感覚に合うのかもしれません。英語では勉強するのは当たり前で、時には遊ばないと…という考え方です。
この「よく学び よく遊べ」を考えてみました。
学ぶとは、辞書を引くと
①教えてもらって覚える②勉強する③経験して知る④まねてする
というような意味でした。この場合には、「よく勉強する」という解釈です。勉強することの意味は「学業や仕事などに精を出して励むこと」です。
では「よく」はどうでしょうか?人に言われて勉強しているのでは、ここでいう「よく」ではなく、自ら進んで取り組んで初めて「よく学び」と言えると思います。宿題も「よく」取り組んでほしいです。
遊ぶも辞書を引いてみました。「遊ぶ」は辞書によると
①仕事や勉強をせず遊戯などをして楽しく過ごす。 ②酒・ギャンブルなどを楽しむ。③職を持たずぶらぶらする。④その物の機能価値が利活用されずに放置されている。⑤離れた土地に行って風物を楽しむ。また勉学する。⑥野球で故意にボールを投球する。⑦歌舞管弦をして楽しむ。⑧人をからかう。⑨鳥獣魚が動きまわる。といろいろな意味がありました。
「実生活と離れて物事を楽しむ」意味の解説として、「古語では、心身を実生活から解き放って熱中・陶酔することで、歌舞・音楽・狩・宴会や宗教的行事をすることにも言った」とありました。古語の意味にある「熱中・陶酔」のレベルまでいけば、「よく」と言えると思います。
いろいろとお話ましたが、私の結論です。
「よく学び よく遊ぶ」は、自ら進んで取り組んで精を出して励む 熱中陶酔のレベルまで。
自分の経験からも、好きなこと・やりたいことがスポーツだったり、大自然に触れたり、海外や知らない土地だったり、音楽コンサートだったり、自分の体力気力の限界への挑戦だったり、そんな時に、新たな決断や勇気や自信が生まれることがありました。遊びが学びだったようにもおもいます。みなさんも夏休みの限られた時間を自分のために使いましょう。
最後に、ウルフルズの「あそぼう」を聴いてください。
クラブ活動、合宿、グローバルや探究の活動、夏期講習、7月30日には高3の模試もあります。コンディションを整え、自己ベストを更新しましょう!個人的には、バレー部で汗を流し、地理の講習で高3生に会えることをも楽しみにしています。
2学期始業式で、いろいろなことに挑戦したみなさんに会えることを楽しみにしています。「よく学びよく遊べ」楽しい夏休みにしてください。
以上、終業式の式辞といたします。