学校ブログ

校長通信

難関突破 第43号

2023/08/14

カリキュラム

夏休み最後の週になりました。生徒の皆さんはお元気ですか?危険な暑さ、台風の被害や水の事故も起きています。気をつけてください。
部活動、公式大会などが行われていますが、学校は特別休暇期間に入りました。工事は継続、加えてPC関係、サーバー更新が行われており、ホームページの更新や事務的な作業ができない状況になっております。

姫路で行われた第74回近畿高等学校家庭科教育研究大会に参加いたしました。各府県の研究発表や分科会での発表と意見交換、講演会と盛りだくさんの内容でした。SDGs、エシカル消費、授業評価、金融教育、ホームプロジェクト、食の問題、BYODによるグーグル活用など、教科は違いますが、家庭科の内容は社会科とも通じるところが多いと感じました。現在の教育の課題が盛り込まれ、学習内容や範囲の広がりがあります。家庭科の先生方は、限られた時間の中で、各校1人または少人数の各先生方は工夫されているところがよく分かりました。教科研究会に参加することは少ないですが、とても勉強になりました。

私事、お休み期間を利用して弾丸信州に行きました。いつもは山に入るのですが、今年は還暦60周年の黒部ダムに行ってきました。日差しは強いですが下界よりはかなり涼しくたくさんの人でした。
 観光色が強い黒部ダムですが、建設は関西の電力不足解消のために昭和38年より7年をついやした大工事でした。特に約80mの「大破砕帯」には7かヶ月を要し、毎秒660リットルの水と土砂が噴出し続けた難工事でした。当時の最新技術が駆使されたとはいえ、4℃の冷水の中を人力で掘り進める姿を見ると想像を絶します。また、建設工事で殉職された177名の慰霊碑にも多くの方々が手を合わされていました。

この8月の時期になると、戦争や亡くなった人たち、祖先のことを考えます。祖父や父母から戦争のことも聞かされてきました。私たちが知っている昭和の時代60年代や70年代も子ども達には現在とはほど遠い歴史になっていると感じることもあります。なんでも「昔はおかしかったよね」という風潮にもよく触れます。時代は変化していますが、これまで歩んできた歴史を知ろうとする気持ち、しっかりと学ぶ必要性を特に感じます。

売店で流木からつくられた「難関突破」のプレートがあり、高3生にぴったりだとお土産に買いました。

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