校長通信
願 第48号
2023/09/07
文化祭閉会式で話した要旨です。
今、計画していることがあり、お願いがあります。この秋から冬にかけて、メタセコイアのライトアップをしたいので、協力してほしいです。皆さんは見たいですか?
できるかどうかわかりませんが、挑戦しようと思います。みなさんの力・知恵を貸してください。
なぜするのか、相田みつをさんの言葉を引用し、説明します。それは「願」です。・・・(中略)・・・
私たちは日々「欲」をもって生きています。欲望は、向上心や努力の源であるかもしれません。また、いろいろな欲望と戦いながら生きているのかもしれません。一方、相田さんが言う「願」もとても重要で、雲雀丘学園の創立の精神には「感謝の念」「社会のために尽くす実践力」があげられています。
大学入試の学校推薦や総合型選抜では、学問によって、自分はどんな貢献ができるかが問われて、確認されます。私たちが学ぶのは、「欲」だけのためでなく「願」のためだと思います。
今回、メタセコイアのライトアップにおいて、
・ウクライナを始め世界で起きている戦争、争いごとの平和への想い
・震災や災害、事故・事件、コロナなどで命をなくした方への鎮魂
・高校3年生や本校受験生だけでなく、頑張っている人、立ち向かう人への励まし
の3点を「願」としてとらえました。
火や光に対して畏敬の念をもち、光を見つめることでみんなで心から、平和、鎮魂、激励を念じることができればと思います。そして、多くの方にこのわたしたちの「願」を知っていただき、広げていきたいと思います。たくさんのお金が必要ですのでクラウドファンディングを活用しようと考えています。生徒会を始め、生徒の皆さん、保護者や卒業生にも相談していきます。
相田みつをさんは続けています。
どんな小さな「願」でも心ひそかに持ち続けていると、顔がよくなり、目の色が深く澄んできます。ひとりひとり自分に合った「願」を持ちましょう。そして「一隅を照らす」人間になりたいものです。
ご協力よろしくお願いします!
イメージ図です。実現すれば、いいなあ。