学校ブログ

校長通信

高校入試 自分を語ろう 第100号

2024/02/11

入試

2月10日(土)高校入試A日程を実施しました。教職員は早朝7時過ぎにそれぞれの配置につき、続々と来校する受験生を出迎えました。寒さの中、元気に挨拶をしていただきました。たくさんの受験生を迎えるということで、警備の方も増強いたしました。
今年度は、募集人員100人に対して848名の出願となりました。受付は、密を避けるために教員の誘導による整列入場のご協力をお願いし、混乱することなく、試験会場に入っていただけました。午前中に国語・英語・理科、午後から社会・数学の筆記試験を実施した後、専願の方のみ面接を実施しました。

今回は、専願Ⅰ(中学校成績重視型)の面接試験を担当しました。専願Ⅰでは志望理由と自己アピールのプレゼンを行い、面接が始まります。どの生徒もしっかり準備をして臨んでいました。学校やご家庭で練習をしてきたそうです。緊張した面持ち・受け答えの中にも、中学校での行事や部活動の経験から自分を振り返り、しっかりとした意思や考えを伝える受験生が多く、頼もしく思いました。「合格ののちには夢の実現に向けて一緒に頑張ろう!」とお伝えました。みなさん素晴らしかったですが、今回印象に残った4名を紹介します。

○私は人と話すのが苦手です。コミュニケーションがうまく取れないことがあります。これまでも場の空気が読めないことがありました。高校生になったら、新たなクラブ活動に参加し、また探究の活動を通して、人との交わりを広げていきたいです。そして発表する力をつけたいです。
(しっかりできていましたよ。面接の最後には笑顔を見ることができました!)

○海外の中学校からの受験でした。初めての海外生活で苦労したことや学校での異文化学習を話してくれました。コロナの時にはまったく外出できなかったことや外出時は日本のように安全でない地域もあるので、気をつけて生活していたこと、将来は外国との架け橋となるというような活動がしたいとの夢を語ってくれました。
(苦労を感じさせない笑顔があふれ、アイコンタクトもしっかりしていて表情豊かに話してくれました。好感が持てました!)

○校外のクラブチームでサッカーをしている生徒です。学校が終わってから自転車で遠くまで行って練習に参加していたそうです。けがをした経験や雲雀丘を志望校に決めて受験勉強に全力を尽くしたことを話してくれました。高校のクラブを強くすること、将来はサッカー選手として海外でのプレーがしたいの夢を語ってくれました。
(いろいろなことに懸命に努力する姿が良く伝わりました。文武両道でがんばっていきましょう!)

○遠方からの受験生で、中学校で探究的な学びをしてきた生徒です。PC持参で画面を見せて話してくれました。また、学校では企業の方と連携した起業体験を行ったそうです。地元産の木材から製作した名札を実際に手に取って見せてくれました。それが取り上げられた新聞記事も紹介してくれました。本校では、将来の夢を見つけるために、いろいろな探究学習に挑戦したいとのことでした。
(すごいです。このプレゼンをどのように効果的にするか考え、実行してくれました。PCの持ち込みは過去にも初めてです。大歓迎です。写真は面接の終了後に本人の許可を得て撮影させていただきました。)

本校の探究活動について話してくれる生徒が多かったです。また、面接試験というとかしこまってしまうのですが、自由な発想で表情豊かに失敗を恐れずに自らをアピールし、夢を語ってほしいと考えています。中学校の先生方にも「過度に型にはめた練習はしないでください。本校を希望する生徒は大丈夫ですから。」とお伝えしております。来年も楽しみです。

滞りなく試験が行われ、受験生は帰宅の途につきました。試験終了の教科から直ちに採点を始め、複数の目で複数回の確認を行い、集計入力を行います。そして、万全を期すため再度読み合わせを行い、合否の判定資料・基準を作成する予定です。
今回、本校を受験された皆さんの中には、これから兵庫や大阪の公立高校の受験に臨まれる方も多いと思います。今は精神的にも苦しいとは思いますが、自分が苦しい時には他の人も苦しいのです。このような厳しい状況の中で、成否を分けるのは最後まで集中力を持続していけるかどうかにかかっています。体調に留意され、学習を持続してください。今日は大変疲れたことと思います。ゆっくりと休養してください。

2月13日に郵送にて合格発表を行います、2月16日にはB日程入試を行います。

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