校長通信
東京での学び 第70号
2024/11/28
大学が行うイベントを紹介いただきました。本校では校外での学びも推奨しており進路部「でんしんろ」グローバル探究部「GTボード」にて生徒向けに公開しています。大学の意図として「受け身の学生は困る」「大学での学びを意識して志望・入学してほしい」「学生の多様化も必要だからオンラインを活用して全国の高校生に案内したい」があるようです。
難関大学の合格者ランキングが発表されますが、大学入学者の多様性の観点から、同一または同種の進学校から大量に合格していることにも危機感を感じている関係者もいます。
その危機感を一番持っているのが東京大学かも知れません。東京大学の2つのイベントを紹介を受けました。大学の先生から本校生に直接紹介されたものではないので、内容は吟味してください。
○未来を拓く探究学習:東京大学で考える高校・中学 新たな学びの実践と可能性- シンポジウム & 対話型事例研究ワークショップ-
東京大学院情報学環開沼博研究室では、11月30日(土)東京大学本郷キャンパスにて、探究学習をテーマにしたシンポジウムとワークショップを開催します。ハイブリッド開催。
○東大理学部 高校生のための冬休み講座2024
中学生と高校生のみなさん、東大理学の講師たちによる「1日模擬授業」を通じて、研究の最前線にふれてみませんか。3つの講義のあとには、15分の質疑応答の時間もあります。オンライン配信あり。
東京大学にはイベントのページとして様々な告知がされており、社会人や高校生に向けても学びの対象を広げています。大阪大学の先生からも、雲雀丘は近くだから放課後にイベントに参加してもらってもいいというお話しもいただいています。(職員室前の阪大掲示板を作ったきっかけです)国公立、私立関係なく、大学からの情報を得て積極的に参加してほしいと思います。選考されたプログラムに参加している生徒もあり、その場合は公欠扱い考慮もしております。
関東では、大学での学びもそうですが、私立中高においても進学者率が高く、たくさんの私学がある中で新たな学びを展開しているところが多いです。学校視察は来ていただくことも増えていますが、自ら足を運んで学ぶ姿勢も大事だと思い、私も関東の学校視察に行っておりました。先週は、中学担任の先生方に女子理系教育について、先進的に成果を上げている東京の私立学校に視察に行っていただきました。
また関東の高校生は近くに多くの大学があるので、日々大学との連携が容易にできています。教員もそうです。視察した学校でもかなりの生徒が主体的に自ら動いているとのことでした。ここが探究の学びや総合型選抜にもつながっている気がします。これまでの枠組みを超え、積極的に先進地域に学ぶ姿勢を生徒も教員も広げ、持ち続けたいと思います。