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図書室 フェルメールがやってきた

2019/04/18

図書室から

大阪市立美術館で『フェルメール展』が開催中です。

 オランダ絵画黄金期の巨匠、ヨハネス・フェルメール。フェルメールと言えば「光」柔らかな光に包まれた人々を描き「光の画家」と言われています。世界でも人気の画家ですが、作品の少ないことでも知られ、その数は現在、世界にわずか35点と言われています。その中から今回は日本初公開となる「取り持ち女」を始め6作品が大阪に。5/12迄です。

赤瀬川原平が読み解く全作品 フェルメールの眼(講談社)

作家で写真家、前衛芸術家でもある赤瀬川さんが見たフェルメール作品解説集。描かれた人物画のほとんどが生活の一場面を切り取ったものだけれど、ポーズをとるでもなく、表情も特に作られていない「絵らしくない」。複数の人物が描かれた作品では人物達の表情や動作でお互いの心理関係までもが見て取れる。生活の生の瞬間を切り取った「写真家」のようだ。

謎解きフェルメール/小林頼子・朽木ゆり子(新潮社)、笑うフェルメールと微笑むモナリザ/本木幸一(小学館)など関連書籍あります。

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