学校だより
図書室 W杯開幕
2019/09/26
図書室から
ラグビーW杯が開幕しました。日本代表も初戦のロシア戦を勝利で飾り、20カ国の選手達がこれから日本各地で熱戦を繰り広げます。
W杯開幕を前に最終回を向かえたドラマ「ノーサイドゲーム」では、社会人ラグビーの世界が描かれていました。池井戸潤さんの原作本は現在も絶えず貸出しされています。
W杯特集コーナーに展示している本の中にi、iPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の著書が2冊あります。中山教授自身も神戸大時代にラグビー部に所属していましたがラグビーの本ではありません。
友情 ~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」/山中伸弥 平尾誠二・惠子(講談社)
山中教授が、選手・監督として長年、日本のラグビー界を牽引しミスター・ラグビーと呼ばれていた平尾誠二さんと出会ったのは10年ほど前、意気投合した2人に深い友情が生まれます。40代になって互いに尊敬し合える「親友」に出会えた事に山中教授はとても驚いたそうです。
2015年、平尾さんが癌を発症。山中教授は日米を行き来する多忙なスケジュールの中、医師として親友として全力をかけ癌と闘う平尾さんを支え、平尾さんは最期まで山中教授を信頼し続けました。2人の友情の物語です。
平尾さんは今回のW杯日本招致にも尽力され、神戸のスタジアムの建設にも関わって来られました。今夜そのスタジアムでイングランドvsアメリカ戦が行われます。