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図書室 こんな本、読んだ⑪

2019/11/21

図書室から

「読書週間に間に合わず、申し訳ありません」のコメントとともに校長先生から届きました。読書週間は終わりましたが、図書室では絶賛読書月間中なので大丈夫!

校長先生は「こんな本、読んだ」

 出張文庫が盛り上がっていますね。読書する生徒の姿を見ることも増えた気がします。考査が近づいてきましたので読書よりも英単語やテキストでしょうか?

紹介する本は「罪の声」塩田武士著です。講談社発行の文庫の帯には2020年公開、映画化決定!小栗旬、星野源とあります。好きな役者です。

塩田さんは兵庫県の私立学校出身で。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に勤務しました。この私立学校の先生から「教え子です」と薦められました。

巻末にこう記されています。本作品はフィクションですがモデルにした「グリコ・森永事件」の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました。

読みながら事件のことを思い出し、調べました。1984年に江崎グリコ社長誘拐からはじまり、「かい人21面相」を名乗る犯行グループが食品会社を脅迫。「どくいり きけん たべたら しぬで」との脅し文句とともに、青酸ソーダ入り菓子をばら撒くという手口でパニックを起こしました。

被害企業は株価暴落など経営に大きな打撃を受けました。一方で犯行グループは「けいさつのうそは強盗のはじまり」など、警察を揶揄する〝挑戦状〟をマスコミに送付し事件に目は釘づけとなりました。
そうでした。毎日テレビを見ました。

最近の事件は、たくさんの人が理由もなく殺されます。いたましすぎます。昭和最大の未解決事件であり、凶悪な事件で憎むべき犯人ですが、犯人にはこんなことがあったのか、こうだったのか!と納得しドラマを感じました。

 久しぶりの「こんな本読んだ」でした。先生たちはどんな本を読んでいるのかな・・・と思っている人も多いと思います。今後も先生方の寄稿をお待ちしています。

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