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【SDGs #03】世界が一丸となって

2020/05/01

SDGsだより

SDGsだより、第3号です。

前回は「SDGsとは?」を説明しました。簡単に説明すると、「誰ひとり取り残さないことを目指し、2030年までに、先進国と途上国が一丸となって達成すべき17の目標」です。

「誰ひとり」というとき、私たちはどのような人を想像するでしょうか。外国(特に途上国)のことを想像する人も多いと思います。もちろん外国にも困難に直面している人も多く、解決が急がれます。けれども、決して途上国や外国だけの問題ではありません。

例えば「貧困をなくそう」という、1つ目の目標。あらゆる場所・あらゆる形態の貧困をなくすというものです。貧困は様々な問題とも関連していると言われます。例えば食料や安全な飲み水,医療,教育へのアクセスが限られたりするのです。「貧困」は世界的に解決しなければならない問題のひとつです。

「貧困」には色々な考え方があります。ある一定の水準に満たない貧困状態は「絶対的貧困」とされます。1日1.9ドル未満で暮らす状況は極度の貧困とも表現されますが、サハラ以南のアフリカの貧困率は約4割で(2015年)、この改善のために世界的な取り組みが行われています。

一方で「相対的貧困」という考え方。その国・地域の多くの人々と比べて貧困な状態にあるということです。日本はこの相対的貧困率が高く、特に約7人に1人の子どもが貧困状態にあるともいわれます。「子どもの貧困」は子どもの心身や生活面をはじめ様々な影響を与えうるため、支援の取り組みが広がっています。

このように、SDGsは先進国・途上国関係なく「一丸となって」取り組むべき課題です。それぞれの目標について理解を深めるとともに、身近なこと、自分事として取り組んでいくことが大切なのです。

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