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【SDGs #09】2つの取り組み

2020/06/03

SDGsだより

SDGs通信,第9号です。今回は5月末に行われた2つの取り組みを紹介します。

1. 田おこし(里里プロジェクト 里たんぼ)

私たちは色々な形でお米を食べることが多いですが,それがどのようにつくられるのか,身をもって知っている人は少ないのではないでしょうか。その「米作りの現場」が,実は雲雀丘学園にもあります。

本学園では創立70周年の記念事業の一環として,「里里プロジェクト」をすすめており,水田(里たんぼ)とため池を作っています。

5月30日,この水田に水を入れる前の田おこしが行われ,中高からも5名の教員が参加しました。田んぼといえば,水がはられていて稲が植わっている姿をイメージすることでしょう。しかしそれ以前にも様々な作業があるのです。田おこしの目的は土に空気を入れたり,肥料を混ぜたり,均したり,といったことです。

これが終わったら,水を入れて,すでに届いている苗を植えることになります。

この作業には中高生にも参加を呼びかけようと考えていましたが,休校もあり断念しました。今回は残念でしたが,いずれは多くの中高生にも参加してほしいと願っています。身をもって体験することで,自然や農業,あるいは食糧の生産についての想像力が身につくはずです。それはSDGsの様々な目標を考えるためにも大切なことです。

2. オンライン授業でSDGs

5月のオンライン授業期間,高1の社会科では,2人の教員がSDGsに関する特別授業をしました。2人がそれぞれのトピックでSDGsを扱いました。1つ目は「少年兵」の現状を通して,「平和で公正な社会」について考えるものです。2つ目は「天ぷらそば」を題材に,食糧をめぐる現状や環境問題との関連を考えるものです。

両教員ともに「身近なことから現代の社会や社会問題,SDGsに関心を持ってほしい」という思いがあり,この特別授業の実現に至りました。生徒たちからの振り返りでは,我がこととして世界の問題を考える必要性を感じたという旨のコメントも多く,引き続き,SDGsに関連する諸問題を考える機会を提供したいと思っています。

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