2学期もSDGsゼミを行っています。1学期は担当の教員それぞれからSDGにかかわる問題を話題として提供し，受講生のみなさんにあれこれ考えてもらいました。2学期は「SDGsを実現するとどんなよいことがあるか」「SDGsの実現のためにどんなことが取り組まれているか，私たちにできることはあるか」ということを考えてきました。

1回目では，SDGsに取り組んでいる企業を扱いました。企業の社会的責任や企業価値の向上，PR活動など色々なねらいがあるとは思いますが，働いている人にとっても「やりがい」や「自信」あるいは「誇り」に繋がっているという点も考えていきました。

2回目では，SDGsに取り組んでいる学校のことを紹介しました。本校も含めてSDGsをテーマとした取り組みを進める学校は最近増えています。わたしたちの前期のゼミでは，世界の未来の姿を考えることをねらいとしていました。このことも踏まえつつ，受講生それぞれが学校の活動としてSDGs実現のためにどのようなことができるかを考えました。

3回目では，個人で取り組めることを考えてみました。まずは町おこしのために起業し，道の駅を整えたり，コミュニティバスを運営したりした人の事例を扱いました。このように意志をもって何かを成し遂げることも素晴らしいことですが，今の私たちにもできることもあるはずで，後半ではそのための取り組みを考えました。そして，受講生が将来やってみたいことを考えてみました。

このように，2学期ではSDGsの実現のためにしていること・できることを考えてきました。大事だなと思うことは，まずはSDGsに関連してどのような問題があるかを知ること。その問題を理解すること。そしてその実現に向けて意欲や意志を持つことです。引き続き，私に何ができるかを考え，実践する意欲を高めてほしいと思っています。