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【SDGs #22】SB Student Ambassador全国大会(西日本ブロック)

2020/10/27

SDGsだより

10月24日(土),Sustainable Brand Student Ambassador全国大会の西日本ブロックが開催され,本校からは高校1・2年生の希望者14人が参加しました。SDGsに取り組んでいる企業やNPO・NGOなどの講演と,それを受けてサステナブル(持続可能)な社会の実現のために,SDGsを踏まえて何ができるのかを,他校からの参加者ともディスカッションをしました。

午前中は基調講演が行われました。1人目の登壇者は,生徒たちと同じ“Z世代”(1996~2012年生まれの世代)の方でした。自分にできることから一歩ずつ取り組むことの大切さを説いておられました。2人目の登壇者は,オンラインメディアの編集長の方でした。特にジェンダーの問題などを取り上げることが多く,「○○は××『である』」と考えるのではなく,「××に『する』」という姿勢の大切さを説いておられました。お二方ともSDGsの実現に向けた私たち一人ひとりの取り組みの大切さを熱く語っておられ,共感を覚えるものでした。

午後は各テーマ別のワークショップでした。4つのテーマが用意され,本校生は「質の高い教育」「森と水の保全」「気候変動」のテーマに分かれました。このワークショップでは,それぞれに関連する企業やNPOの方のご講演を聞き,その後90分程度で,5~7人でテーマに関するアイデアを考え,5分程度の発表にまとめることが求められます。しかもその際,他校からの参加者とも協働が求められることになります。

引率教員が様子を見に行くと,午後の部が始まる前から打ち解けていました。ワークショップでもしっかりと自分の意見を発信したり,ほかのメンバーの意見をフォローしたりしており,しっかりと協同ができていました。また,いくつかの発表を聞くことができましたが,「なるほど」と思えるものばかりでした。

その後再び全体会。ここでは各テーマ1グループずつ,全体に向けてアイデアを発表します。驚いたことに,4グループのうち2グループには,本校からの生徒が参加していました。大勢の生徒・教員の前で,しかも身振りや手振りも交えて堂々と話す姿に,頼もしさを覚えました。

1日がかりのプログラムでしたが,参加した生徒たちはたくさんの刺激を受け,充実した機会になったようです。この大会は来年の2月下旬に開かれるサステナブル・ブランド国際会議への布石になっています。この後は大会に向けて論文を執筆することになります。きっと面白くて奥深いものが仕上がることでしょう。

 

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