直木賞作家の伊集院静さんが11月24日、亡くなりました。73歳でした。

伊集院さんは1981年に作家デビュー、1992年に「受け月」で直木賞を受賞。エッセー「大人の流儀」シリーズなど著書多数。毎年成人の日に掲載される新成人に向けたサントリーの新聞広告でも知られています。

元高校野球児の伊集院さんは野球好きで知られ、「受け月」は野球を描いた連作短編集、べーすぼーるに夢中だった青年・正岡子規と夏目漱石との友情を描いた「ノボさん」、少年野球を描いた「スコアブック」、交流のあった元メジャーリーガーの松井秀喜さんのノンフィクション「MODESY 松井秀喜 つつしみ深い生き方」など野球を取り上げた作品がたくさんあります。

 2017年には雲雀丘学園の初代理事長でありサントリー創業者・鳥井信治郎さんの日本初国産ウイスキー造りに命を捧げた生涯を描いた「琥珀の夢～小説鳥井信治郎」を出版。執筆準備のため学園へも見学に来られ、その時に雲雀生に向けて二枚の色紙も頂きました。

又、学園創立70周年を記念して作られた新学園歌「はばたけ、キミとボク」の作詞も手がけて頂きました。ご冥福をお祈りいたします。